マッド×マーベル 第3弾、第4弾は「Xメン」「Blade」 | アニメ!アニメ!

マッド×マーベル 第3弾、第4弾は「Xメン」「Blade」

 大手コミックス出版社マーベルとマッドハウス、ソニー・ピクチャーズ(ジャパン)による共同のアニメ化プロジェクトの一部がまた明らかになった。
 7月24日に米国カリフォルニア州で行われたサンディエゴ・コミコンのマーベル・アニメーションパネル(Marvel Animati

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 大手コミックス出版社マーベルとマッドハウス、ソニー・ピクチャーズ(ジャパン)による共同のアニメ化プロジェクトの一部がまた明らかになった。
 7月24日に米国カリフォルニア州で行われたサンディエゴ・コミコンのマーベル・アニメーションパネル(Marvel Animation Panel)によれば、マッドハウスはマーベルの人気コミックス『ブレイド: Blade』と『Xメン』をテレビアニメ化する。マッドハウスは既にマーベルとの契約で『ウルヴァリン』と『アイアンマン』のアニメ化を進めており、これらはそれに次ぐものとなる。

 『Xメン』は実写映画化もされており、日本でもなじみの深い作品である。一方『ブレイド』は、映画化はされているが、これまではマーベル作品の中では知名度が低い。
 しかし、主人公が人間とヴァンパイアの混血のハンターという設定がアニメ向きと判断された可能性が強い。ヴァンパイアもののアニメ人気が高い海外のアニメファンの嗜好を意識した選択と見られる。

 マーベルとマッドハウスは、2008年にマッドハウスが日本のアニメスタイルでマーベルのコミックスをアニメ化すると発表している。発表ではシリーズは4作品としていた。今回のサンディエゴでの発表で、その4作品の全てが出揃ったことになる。
 また、前回の発表では、これらの作品は2010年に日本のアニマックスで放映するとしていた。今回のサンディエゴでも、『ウルヴァリン』と『アイアンマン』の初出は2010年の日本と断言しており、あらためてこれを裏付ける。

 サンディエゴのパネルには、マッドハウスのCCO丸山正雄さんとマーベル・コミックスの人気作品のライターであるウォレン・エリス(Warren Ellis)さんが登壇した。エリスさんが、今回のアニメ作品の脚本を手がける。
 その場で、アニメのストーリーの一部が紹介された。『アイアンマン』は、日本製のアニメの特徴を活かし、物語の舞台が東京になる。また、『ウルヴァリン』は、80年代のクリス・クレアモントとフランク・ミラー版をベースにする。
 会場では『ウルヴァリン』と『アイアンマン』のトレーラーも公開され、忍者と戦うウルヴァリンという印象的なシーンも紹介されている。
 
 今回のパネルは全内容がマーベルの公式サイトで公開されており、さらに細かい内容が確認出来る。また、このパネルのウェブ再録では、マーベルの関係者がマッドハウスによる作品を「Anime」と呼び、他の米国製の作品を「Animation」と呼んでいる。
 米国におけるアニメとアニメーションの違い、そしてマーベルがマッドハウスの作品に期待するものが伺えるものになっており興味深い。

サンディエゴ・コミコン 公式サイト /http://www.comic-con.org/

マーベル /http://marvel.com/
マッドハウス /http://www.madhouse.co.jp/

《animeanime》

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