それでも新作映画となると、実はその数はさほど多くない。細田守監督『サマーウォーズ』、西久保瑞穂監督『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』、小池健監督『REDLINE』、また日露加合作『FIRST SQUAD: THE MOMENT OF TRUTH』などである。『マイマイ新子と千年の魔法』も、そうした数少ない新作映画の上映のひとつとなる。

(c)高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会
作品は劇場アニメ『アリーテ姫』で高い評価を受けた片渕須直監督が、芥川賞作家 高樹のぶ子さんの小説『マイマイ新子』を映画化したものである。この原作小説は、高樹さんの幼少時代の経験を基にした自伝的な内容になっている。
そのため作品では、昭和30年代の山口県防府市・国衙、日本の地方の自然を描き出す。何気ない日常の中の自然の美しさが見所になる。
ロカルノでの上映決定の一方で、7月24日には、主人公をはじめとする声優陣も発表された。主人公の青木新子や国は福田麻由子さん、転校生の島津貴伊子役は水沢奈子さん、さらに千年前の空想の中の少女・諾子は森迫永依さんである。
福田さんが15歳、水沢さんが16歳、森迫さんは12歳、映画に登場するキャラクターと同様にフレッシュなキャスト陣になった。さらに、主人公の母親は、本上まなみさんが担当する。

(c)高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会
主題歌はアーティスト坂本龍一さんによるレーベルcommmons所属のコトリンゴさん。ピアノ演奏とハニーボイスが魅力の坂本龍一さんが推す才能だ。
アニメ制作は劇場アニメに定評のあるマッドハウスと、高品質で丁寧な作品づくりとなっている。日本での公開日も11月21日と決まり、今後さらに注目を集めそうだ。
映画「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト /http://mai-mai.jp/