この映画に出てくる地方は、実は長野県上田市をモデルにしている。今回はこうした縁もあり、3人が上田市に赴き上田市長訪問や地元での記者会見を行った。さらに上田城本丸跡にある真田神社ではヒット祈願をした。

真田神社は真田幸村でも馴染みの深い真田氏ゆかりの神社である。物語に出てくる大家族の陣内家にも真田氏の面影が感じられるだけに、まさにど真ん中でのヒット祈願と言えそうだ。
監督の細田守さんは上田市について、「結婚を期に馴染みの土地になったこの上田を舞台に、親戚・家族を主人公にした、これまでにない映画を作ろうと決めました」と上田の土地が映画に強く結びついている様子を話す。
ネットを通じた世界危機に巻き込まれる17歳の高校生小磯健二を演じる神木隆之介さんは、「上田市は空が高くて青くて、爽快感がありますね。立ち寄った真田神社でも、沿道の方々が『がんばってね』と声を掛けてくれたので、温かいところだなと思いました」と初めて訪問した上田を気に入った様子である。
また、先日発表されたロカルノ国際映画祭のコンペティション出品については、「家族の絆は世界共通。映画が発信しているメッセージを全世界の人々に受け取ってもらいたいです」と映画のメッセージはきっと届くとのことである。
一方、健二の先輩の美少女篠原夏希を演じる桜庭ななみさんは上田市について、「私の故郷・鹿児島に似ていて、懐かしい感じがしました。この映画を見た後、思わず家族に連絡したくなるほど家族が恋しく思えました。世界中の人々にそう思ってもらえるはずです」と、こちらも『サマーウォーズ』は世界クラスの映画と自信をみせた。
映画『サマーウォーズ』 公式サイト /http://s-wars.jp/
8月1日(土)新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7他全国ロードショー

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