これまでのアニメーション番組に加え、テレビドラマやゲーム、音楽など、男の子たちが興味を持つより幅広い番組から構成される。少年向けの専門チャンネルとして、視聴者の拡大を目指す。
そのディズニーXDのオープンを控え、7月21日に東京・サンシャインシティでキックオフ・イベント「ディズニーXD~自分をこえろ~」が開催された。
ゲストには元Jリーガーの北澤豪さん、フェンシング・フルーレの北京オリンピック銀メダリスト太田雄貴さんが登場。さらにはスケードボード、ダブルダッチ、ボイスパーカッション、エレキギターで活躍する若き才能がスーパーキッズとして参加する。
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スポーツ選手やアーティスト中心のイベントは、ディズニーXDがこれまでよりもアクティブなイメージを強く打ち出すためだろう。「自分をこえろ」のキャッチフレーズと共に、夢に向ってぶつかる子供たちのためのXDのイメージが伝えられる。
イベントでは北澤豪さんや太田雄貴さんが、自分の若い頃の思い出を披露。元祖スーパーキッズたちは、子供の頃からプロを目指した様子とエピーソードを紹介した。
そして太田さんは、夢を持つ子供たちにとして「夢は持つものでなく叶えるもの、10年前ならフェンシングでメダルと言えば笑われた」と夢を実現させることの大切さをメッセージとして伝えた。そして、北澤さんは、「とにかく夢中になるものを作って欲しい。辛いこともあるけれど、辛さより夢中が勝るはず」と何か打ちこめることを見つける大切さをメッセージとした。
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8月1日から始まるXDでは、既に映画として「GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い」を放映する。早速、スポーツ関連番組が組み込まれている。このほかSFドラマ『アーロン・ストーン』も目玉だ。オンライン・ゲームのチャンピオン チャーリーが、現実でもアーロン・ストーンというヒーローになって活躍するものだ。
一方、従来のアニメーション プログラムも強化される。テレビアニメでは『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』や『ライブオン CARDLIVER 翔』がスタートする。また、映画でも『茄子 アンダルシアの夏』を予定する。海外のXDとは異なり、日本アニメも重要コンテンツとなるようだ。
また、ディズニー/ピクサーの数々の作品『トイ・ストーリー』や『ナルニア国物語』は勿論、ドリームワークスの『マダガスカル』、マーベルの『スペクタキュラー・スパイーダーマン』なども放映される。既存の枠組みに捉われず、魅力ある番組を集めようという方針が見て取れる。
国内にはアニメーション専門チャンネルは数多いが、少年向けの専門チャンネルというカテゴリーは今回初めてだ。ウォルト・ディズニーの新たな挑戦は、かなり注目される。
ディズニーXD /http://www.disneychannel.jp/disneyxd/