日本のアニメやマンガ、ゲームのキャラクターをテーマにしたコスプレは、現在、世界各国で人気である。そうした中で世界コスプレサミットの知名度は急速に高まっており、今年の大会にはオーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、デンマーク、スペイン、フィンランド、フランス、イタリア、日本、韓国、メキシコ、シンガポール、タイ、アメリカの合計15カ国が参加する。
世界コスプレサミットは、こうしたイベントの魅力をより多くの人に、より詳しく届けるために、2009年からブラザー工業が開発した次世代コンテンツ配信システム「Einy」を利用することを明らかにした。「Einy」は、P2P技術を活用した配信システムで、大容量のコンテンツを高画質、低コスト、かつ安全に実現する。
昨年の世界コスプレサミットは、公式サイトにてストリーミングでの動画配信を行っている。そのアクセス数は、1日でおよそ20万アクセスに達した。今年はP2P技術を活用した配信システムにより、よりスムーズな配信を実現する。
動画配信は既に始まっており、5月22日からは高品質動画コンテンツの第1弾として、昨年のコスプレサミットのハイライト映像の配信が行われている。世界コスプレサミットは、今後も随時動画コンテンツを追加するとしている。
8月のチャンピオンシップに向けて、リアルな大会だけでなく、インターネットでもイベントが盛り上がることになる。
世界コスプレサミット2009 公式サイト /http://www.tv-aichi.co.jp/wcs/2009/

写真は2008年のチャンピオンシップの様子 (c)WCS/TVA