講談社漫画賞に藤島 康介さん「ああっ女神さまっ」など5タイトル
講談社が毎年優れたマンガ作家とその作品を選び顕彰する講談社漫画賞が、5月12日に発表された。講談社漫画賞は1977年に始まり、今年で33回目を迎える。数あるマンガ関連の賞でも最も知られたもののひとつである。
現在は作品のターゲットごとに、児童部門、少年部門
ニュース
アワード・コンテスト
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
現在は作品のターゲットごとに、児童部門、少年部門、少女部門、一般部門の4部門に分けられ選出される。また、自社グループから選ばれることが多いが、他社の作品も排除しない。
今回は少女部門で、他社からの作品が選ばれている。いくえみ綾さんが集英社の発刊する月刊Cookieに連載中の『潔く柔く』である。
『潔く柔く』は、2004年から連載されているオムニバス作品だ。様々な日常や恋愛などが描かれる。少女マンガの連載としては、個性的なスタイルを取っているのが魅力である。
一般部門の受賞作品は、『ああっ女神さまっ』。藤島康介さんが月刊アフタヌーン(講談社刊)に連載し、同誌の看板作品のひとつである。
作品は1988年から続いており、たびたびアニメ化もされている。アニメファンにもお馴染みの作品だ。長年の人気作品だけに、むしろ今回の受賞に意外感があるぐらいだ。
少年部門はマガジンイーノ(講談社刊)連載で、加藤元浩さんの『Q.E.D.証明終了』と週刊少年マガジン(講談社刊)連載の真島 ヒロさんのよる『FAIRY TAIL』 のダブル受賞である。
さらに児童部門では、『名探偵夢水清志郎事件ノート』(なかよしラブリー掲載(講談社刊))が選ばれている。原作は、はやみね かおるさん、作画は、えぬえ けいさんである。
また、今回は2009年に講談社が創業100周年を迎えたのを記念して、新たに特別賞を選定した。そして、長年 週刊少年マガジン(講談社刊)などで、『あしたのジョー』、『ハリスの旋風』、『あした天気になあれ』などの人気作品を生み出してきた ちばてつやさんが選ばれた。
講談社はちばてつやさんが、マンガ界の登竜門「ちばてつや賞」の審査委員長を務め、そこを通じて数多くの有望で実力あるマンガ家が輩出したこと、そしてマンガ界の発展に大きく寄与したことを高く評価したとしている。受賞者への贈呈式は6月22日、都内のグランドプリンスホテル赤坂で行われる。
講談社 /http://www.kodansha.co.jp/
第33回 講談社漫画賞
【 児童部門 】
『名探偵夢水清志郎事件ノート』 掲載誌 なかよしラブリー(講談社刊)
原作: はやみね かおる
漫画: えぬえ けい
【 少年部門 】
『Q.E.D.証明終了』 掲載誌 マガジンイーノ(講談社刊)
加藤元浩
『FAIRY TAIL』 掲載誌 週刊少年マガジン(講談社刊)
真島 ヒロ
【 少女部門 】
『潔く柔く』 掲載誌 月刊Cookie(集英社刊)
いくえみ 綾
【 一般部門 】
『ああっ女神さまっ』 掲載誌 月刊アフタヌーン(講談社刊)
藤島 康介
講談社創業100周年記念特別賞
ちば てつや
《animeanime》