この動画革命東京は、シンクの子会社であるアニメイノベーション東京が東京都などと共にアニメーション制作支援事業を行っている。
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壇上ではシンクのプロデューサー・竹内宏彰氏が、司会進行を兼ねて動画革命東京が支援している各作品の近況を順に紹介していった。そして『センコロール』についてはアニプレックスからのメジャーデビューが発表され、同社プロデューサーの岩上敦宏氏と『センコロール』作者の宇木氏が登壇した。
宇木氏は大学卒業後、2005年に描いた漫画『アモン・ゲーム』が講談社の四季賞で四季大賞を受賞している。今回の『センコロール』は『アモン・ゲーム』を元にして制作されているが、同じく支援を受けて『TAILENDERS』を制作しているピコグラフとは大学で同期であったことから、そちらからも制作を手伝ってもらっている。
アニプレックスの岩上氏は、最近では『空の境界』などをプロデュースしていることで知られる。2007年に公開された『センコロール』のトレーラーは当時話題になったが、岩上氏も当初から注目していたという。
岩上氏は「こういった形態で制作された作品を手がけるのは初めてで、会社にとっても私にとっても新しく、非常に意義のあることだと思う」と述べた。
また、完成していないにも関わらず契約したことについて竹内氏から聞かれると、「アニプレックスにおいてはチャレンジであるし、通常のビジネス形態とは全く異なるけれど、本当に魅力的な作品だと思っている」と答えた。
さらにsupercellのryo氏が楽曲提供を行うことも発表された。supercellはニコニコ動画で公開したボーカロイドの初音ミクが歌う『メルト』などで知られるが、それらを収録したCDがこのほど発売されヒット中であることでも話題になっている。
上映された新トレーラーでは、早速ryo氏の楽曲がついたバージョンになっていた。
【真狩祐志】
動画革命東京 /http://www.anime-innovation.jp/
アニプレックス /http://www.aniplex.co.jp/
センコロール /http://www.cencoroll.com/
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