拡大するニューヨークコミコン 主力はアメコミ、映画、ゲームに
2月6日から8日まで、ニューヨーク市マンハッタンにあるコンベンションホール ジャビットセンターで、ニューヨークコミコン(New York COMIC CON )が開催される。コミコンと言えば、およそ40年の歴史を誇り、毎年サンデイエゴで開催されるコミコンインターナショナル
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一方、NYコミコンは2006年に始まった歴史の短いイベントである。しかし、開始3年目の2008年には、サンディエゴ・コミコンの参加者のおよそ半分に達する6万人もの来場者を集める急成長を見せている。そのためファンからも企業からもNYコミコンに対する関心が高まっている。
今年の開催概要も既に発表されているが、イベントの数やゲストの多さから、今年もさらなる成長が期待出来そうだ。
ところが、開催第1回には主力コンテンツとして掲げられた日本のアニメ、マンガの存在感が、一方でこれまでより薄くなっている。第3回目を迎えた今回はゲストやプログラムにはアメリカンコミックスの占める割合が強まり、日本のコンテツは影が薄い。
例えば、現在全体で230余り挙げられているパネルと呼ばれるイベントのうち日本のアニメ・マンガ関連はおよそ30と一割余りにととどまっている。ゲストもアメコミ関係者が拡大しているのに対して、日本のアニメ・マンガ関係では現地の声優など数人に過ぎない。
どうやらNYコミコンは、アメコミなどの米国のエンタテイメントコンテンツを中心にしたイベントとしての性格強めつつあるようだ。これには幾つか理由がある。
ひとつは、日本コンテンツの提供者の集約が強まって、関連企業数が減っていることだ。相次ぐ事業の撤退や縮小で、有力会社であるVIZメディアやファニメーション(FUNimation)、バンダイエンタテインメントが多数のプログラムを組む一方で、他社の存在感がなくなり、総量としてのイベントの数が減っている。
もうひとつは、NYコミコンの運営者が、コミコンとは別に日本のポップカルチャーだけにテーマを絞ったニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)を開催しているからである。主催者であるリードもアニメ・マンガ関連企業も、アニメ・マンガについては、自社コンテンツのファンが多いニューヨーク・アニメフェスティバルに重点を置いているようだ。
それでも、日本のアニメ・マンガファン以外の潜在的な顧客はおり、そうしたファンにアプローチ出来るという点で、アニメコンベンションとは異なるコミックコンベンションの存在は企業にとって見逃せないものだ。
ニューヨークコミコン(New York Comic Con) /http://www.nycomiccon.com/
ニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)
/http://www.nyanimefestival.com/en-us/japanese.cfm
《animeanime》