NYアニメフェスティバル 田中理恵さんらゲストに開催
9月26日から28日まで、ニューヨーク市のコンベンションセンター ジャビットセンターでニューヨークアニメフェスティバルが開催された。開催は今年が2回目である。
期間中は世界コスプレサミットの米国予選を行ったほか、小説家の菊地秀行さん、イラストレーターの天
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期間中は世界コスプレサミットの米国予選を行ったほか、小説家の菊地秀行さん、イラストレーターの天野善孝さん、声優の田中理恵さんらがゲストに招かれト-クショーやサイン会、イベントなどを行った。
NYアニメフェスティバルは、昨年は12月に開催されたが、来場者と企業の双方のニーズに対応するとして、今年の開催は9月に繰り上げられている。また開催時期の変更に加えて開催日発表後の開催日の変更などのトラブルがあった。
しかし、イベントには、アニメ関連の企業ではファニメーションやマンガ・エンタテインメント、メディアブラスター、IATVなどの有力企業の名前が見られた。特に今年はパネル(講演会・トークショウ)などのイベントを中心に、バンダイ エンタテインメントやアニメ情報サイトのアニメニューズネットワークの活発な動きが目立った。
マンガ関連では、最大手のVIZメディアの出展はなかったが、Tokyopop、デルレイ、Yen Press、バーティカルなどが参加している。
NYアニメフェスティバルの特長は、国際的なコンベンションオーガナイザーのリードエグジビジョンが日本のアニメ、マンガ、ポップカルチャーに特化したファンイベントを運営することである。
世界各国で開催される多くのアニメコンベンション、イベントがアニメファンを中心とした組織で運営されるのに対して、世界規模の企業がビジネスとして開催する珍しいケースとなっている。また、B2Bのイベントを中心に運営するリードにとっても、数少ないコンシュマー向けのイベントである。
NYアニメフェスティバルの前回の来場者数は14000人あまり、初回から全米有数のアニメコンベンション規模となり成功であった。しかし、一方で参加者4万人超のアニメエキスポ、2万人超のOTAKONにはまだ差をつけられている。
今年の入場者数はまだ発表されていないが、ファンのニーズからややずれていた昨年のプログラム内容は、よりアニメファン向けに改善されている。こうした今年の変更点が、ファンにどのように受け入れられたか気になるところである。
米国のアニメコンベンションの多くは、非商業団体の運営、アニメファン自らの運営ということで、成長してきた面が大きい。しかし、組織の巨大化によるファンとのコミュニケーションの希薄化、一方でイベントのマネジメント体制が追いつかないという問題も出ている。
そうしたなかで商業イベントとして登場したNYアニメフェスティバルが独自の存在感を持つ可能性は大きい。今後は全米最大都市ニューヨークで開催されることや、リードエグジビジョンという企業向けに信頼を得やすいブランドを持つ強みを生かして、どれだけ他の大型イベントに近づけるかが成功の鍵となる。
ニューヨークアニメフェスティバル(New York Anime Festival)
/http://www.nyanimefest.com/
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《animeanime》