真島総監督 「東京オンリーピック」福岡凱旋トークショー
9月21日、『東京オンリーピック』DVDの発売記念としてトークショーがデジタルハリウッド福岡校で開催された。このトークショーは26日に発売となったDVDのプロモーションの一環である。
総監督の真島理一郎氏、『男子ヒューマニズム』を真島氏と共に制作した澤田裕太
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総監督の真島理一郎氏、『男子ヒューマニズム』を真島氏と共に制作した澤田裕太郎氏、そして『女子ヘルマラソン』を制作した神風動画から社長の水崎淳平氏が出演した。
デジハリ福岡校には真島氏が2001年に在学していた縁があり、その際の卒業制作作品が『スキージャンプ・ペア』だった。今回は『東京オンリーピック』として制作後の凱旋ともなっている。
『東京オンリーピック』で制作した作品の披露の前に、これまで各自が制作した作品の紹介も行われた。
真島氏は『スキージャンプ・ペア』シリーズのほか、2004年に制作したBMW MINI『How to Jump』も上映した。この作品は第19回デジタルコンテンツグランプリで優秀賞を受賞している。
秋葉原のデジタルハリウッド大学の在学生である澤田氏は、『じゅうじん』を紹介した。この『じゅうじん』は、真島氏が審査員でもあるデジタルクリエイターズコンペティション2006で優秀賞を受賞している。今回の『東京オンリーピック』への澤田氏の参加も、真島氏がこの作品を気に入っていたという経緯による。
水崎氏の紹介作品は、自らが勤める制作会社神風動画のデモリールである。神風動画はスクウェア・エニックスのゲームムービーなどの制作でも知られ、来春発売予定の『ドラゴンクエストIX』のプロモーションムービーも手がけている。
『ドラゴンクエストIX』のゲームソフト制作を行うレベルファイブは、福岡のゲーム会社でもある。今回のトークショウの開催地との縁もある。
その後は『東京オンリーピック』の中で各自が担当した作品を見つつ、ゲストが制作の裏側に触れていった。真島氏は、映画の中の「開会式」と「閉会式」、そして『男子親離れ』を制作している。開会式は世界的規模の某スポーツ大会における、1984年ロサンゼルス大会以降のエスカレートぶりから発想を得たと語る。
『男子親離れ』には、『スキージャンプ・ペア』のファンならお馴染みの選手も登場する。この選手は実在の人物なので、もちろん本人として登場している。
また、澤田氏と共同制作した『男子ヒューマニズム』で使用されている人形はオビツ製作所のものが最適であった事や、『東京ヘルマラソン』で解説をしているのはアニメ『キン肉マン』に登場するキャラクター中野さんである事も語られた。
それ以外にも様々な裏話が披露された。詳しくは本編や公式ガイドブック、公式サイトを見て想像してみるのが良いだろう。
後半は福岡校で講師を務める井上祐司氏も、トークに加わった。真島氏は直接デジハリ福岡校で制作を学んだこともあるかたである。
そこで真島氏が、在学中に中間課題で制作した作品の『スクランブル』などの思い出話が語られた。これは他ではあまり聞く機会がないだけに、貴重な体験となった。
【真狩祐志】
東京ONLYPIC2008 /http://www.onlypic.org/
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