米出版ビジネス誌の年間ベストブックに「鉄コン筋クリート」「MW」等
米国の出版業界情報の有力誌パブリッシャー・ウィクリーは、2007年に米国で発売された全出版物のなかから選ぶベストブックス・オブ・ザ・イヤー(Best Books of the Year)として、松本大洋さんの『鉄コン筋クリート』と手塚治虫さんの『MW』、それに『多重人格探偵
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パブリッシャー・ウィクリーは、毎年同誌が発表するもので、年間6000冊を超えるパブリッシャー・ウィクリーの書評の中から特に心惹かれる本として選ばれている。様々な分野からそれぞれ数冊から十数冊の合計で150冊程度を選び出す。
3作品が選ばれたのはこのうちのコミックス部門で、グラフィックノベルを中心とした12作品の本の一部ある。米国では『NARUTO』や『フルーツバスケット』、『Bleach』といった作品の人気が高い。しかし、今回のパブリッシャー・ウィクリーのベストブックは、そうした売れ筋とは一線を画している。
選ばれた3作品はいずれもベストセラーとは言い難いが、批評家受けをする作品だったといえるだろう。
『鉄コン筋クリート』は、今年米国で劇場公開されやはり専門家から高い評価を受けた劇場アニメ『鉄コン筋クリート』の影響も大きいだろう。映画への関心がマンガに結びつき、そこから作品の価値が見出されたといえる。
また手塚治虫の作品は今回の『MW』に限らず、米国で出版されるとこうした専門的な賞の候補に挙げられるケースがしばしばある。近年では『きりひと賛歌』や『ブッダ』が出版され高い評価を受けた。
『多重人格探偵サイコ』は米国ではマニア向けの作品の出版が多いダークホースから出版されていた。
パブリッシャー・ウィクリー /http://www.publishersweekly.com/
/PW's Best Books of the Year
《animeanime》