ドイツで日本のアートアニメーション特集 政岡憲三から手塚治虫まで
国際交流基金のケルン日本文化会館は、12月5日から12月20日まで、「アニメーション映画特集:日本アニメーションの半世紀 EIN HALBES JAHRHUNDERT JAPANISCHER ANIMATION」と題した日本アニメーションの特集上映会を開催する。
上映されるのは日本を代表するアート
ニュース
海外
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
上映されるのは日本を代表するアートアニメーションの数々、1945年の太平洋戦争の最中に制作された政岡憲三さんの『くもとちゅーりっぷ』から、90年代の山村浩ニさんの作品までである。その数は50作品以上、日本を代表するアートアニメーションの名作がまとめて紹介される。
日本のアートアニメーションは、古くは大藤信郎さんから川本喜八郎さん、岡本忠成さんら世界的に名前が知られた作家は多い。今回はそうしたなかから、『南無一病息災』(岡本忠成)や『驚き盤』(古川タク)、『遠近法の箱・博士のさがしもの』(山村浩二)、さらに久里洋二さん、亀井武彦さん、鈴木伸一さん、木下蓮三さんらの作品が並ぶ。まさに戦後の日本アートアニメーションの一覧となる。
さらにドイツでもマンガやテレビアニメの巨匠と知られる手塚治虫さんの作品『展覧会の絵』、『Jumping』、『おんぼろフィルム』も上映される。これらの作品はアニメーション作家としての手塚治虫さんの一面を表す代表作として知られている。
国際アニメーション映画祭を通じて近年の日本のアートアニメーション作品が紹介されることは多いが、40年代から80年代までの古い作品となると国内外とも上映機会は多くない。今回のように海外で系統だった上映企画が立てられるのは珍しい例だといえるだろう。
ドイツでは近年、遅まきながら日本のテレビアニメが大きなムーブメントになっている。そうしたなかでの商業アニメーションとは違うアートアニメーションの紹介は、また意義深いものでないだろうか。
日本アニメーションの半世紀: EIN HALBES JAHRHUNDERT JAPANISCHER ANIMATION
(ドイツ語)/http://www.jki.de/kulturinstitut_programm.html?&L=1#554
国際交流基金 /http://www.jpf.go.jp/j/
《animeanime》