サンリオ18年ぶりのアニメ映画で新キャラクター展開(6/13)
キャラクター事業を展開するサンリオは、同社企画の作品として18年ぶりの劇場映画『ねずみ物語 ~ジョージとジェラルドの冒険~』と『シナモン ザ・ムービー』のアニメ製作と『ねずみ物語 ~ジョージとジェラルドの冒険~』の新キャラクターブランドの展開を発表した
ニュース
実写映画・ドラマ
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
サンリオは1974年に米国ハリウッドに映画会社を設立したのをきっかけに1991年までの16年間に31本の劇場映画を製作している。その大半はアニメ作品で『ユニコ』や『シリウスの伝説』、『星のオルフェウス』など評価の高い作品が多い。サンリオアニメーションブランドとして人気が高かったが、1991年を最後に主に事業の採算性の理由から映画事業から撤退していた。
今回はサンリオ以外に松竹、小学館、バンダイ、Yahoo! JAPANが共同出資する製作員会方式を用いることで、リスクの分散とより幅の広い作品展開を狙った新たな劇場映画ビジネスに挑戦することになる。映画は2作品の併映で、2007年冬に全国150館程度での公開を予定している。
アニメーションの制作は、2作品とも映像のクオリティに定評のあるマッドハウスが行なう。『ねずみ物語 ~ジョージとジェラルドの冒険~』は長さ50分で波多正美さんが監督、『シナモン ザ・ムービー』は『あらしのよるに』などの監督で知られる杉井ギザブローさんが監督を行う。
『シナモン ザ・ムービー』のシナモンは、既に数多くのキャラクター商品を展開する人気ブランドである。今回の映画公開によりブランド力を強化する狙いがあるものと思われる。
しかし、『ねずみ物語』のキャラクターは辻信太郎氏の原作はあるものの、これまでキャラクター展開は行っていない。今回の映画化をきっかけに新たにキャラクターブランドとして展開することになる。
キャラクターは、メルヘンの世界とストーリーを感じさせるアンティークな洋書風のデザインに仕上げたねずみとなる。キャラクターのターゲットは小学校高学年以上の幅広い層となり、コレクション向けの商品を中心に展開する予定である。
これまでサンリオのキャラクターは『ハローキティ』に代表されるように、キャラクターデザインが先にあり固有の物語は持たず、アニメなどの映像化はあとからついてくることが多かった。物語先行というのは、サンリオにとっても新たな挑戦になる。
サンリオは映画・アニメというメディアを背景に、より印象的で多面的なマーチャンダイジングキャラクターを育成し行くとしている。
サンリオ /http://www.sanrio.co.jp/
「ねずみ物語 ~ジョージとジェラルドの冒険~」「シナモン ザ・ムービー」公式サイト
/http://sanriomovie.com/
《animeanime》