高校からマンガ・アニメ 大阪の高校に専門コース(5/29)
大阪府にある私立帝塚山学院高等学校は、来年度から同校の学習専攻コースにイラスト・マンガ・アニメ専攻を加える。イラスト・マンガ・アニメ専攻は、現在ある美術コースのひとつとなる。
行政によるコンテンツ教育の振興もあり、近年は大学や大学院におけるマンガ
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行政によるコンテンツ教育の振興もあり、近年は大学や大学院におけるマンガ・アニメ分野の専修コースは珍しくなくなっているが、高校教育でマンガ・アニメ専攻を設けるのは珍しい。
同校の授業では、既存の講義に加えてイラスト・アニメ・マンガ関連のカリキュラムが組まれるなど、本格的な取り組みとなっている。特に2年、3年次には、既にこの分野の教育で実績のある大阪芸術大学や京都精華大学などと連携した専門授業を計画しているという。
また、同校はこうした教育を通じて世界で活躍するイラストレーターや、マンガ家、アニメーターを育てることを目指す。学生には、国内外のコンクールにも積極的に作品を出品させるとしている。
帝塚山学院はこれまでも学生の将来の希望に応じ進路別に細かく指導するために、美術コース以外にも、音楽や英語国際、医歯薬コースなど多彩なコースを設けている。今回の専攻の設立は、若い世代に、職業としてのマンガやアニメへの関心が高いことも表していそうだ。
一方で、実際のマンガやアニメ関連業界が、若いクリエイターが必ずしも報いられる体制になっていないという問題もある。今後は専門教育と同時に、教育終了後の就職や就職後、長く専門を生かせる体制が国や業界に求められるだろう。
/私立帝塚山学院高等学校
/美術コース イラスト・マンガ・アニメ専攻
《animeanime》