総合マンガ情報サイト マンガソーシャルメディアオープン(4/30)
国内最大の電子書籍配信を行なうeBookJapanを運営するイーブックイニシアティブジャパンとマンガ専門SNS「マンガ読も!」を運営するファンタジスタは、マンガ分野のあらゆるニーズに応えた新サイト「マンガソーシャルメディア」を4月27日オープンした。
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マンガソーシャルメディアは両社の共同事業で、「読む」、「知る」、「描く」、「語る」、「参加する」といったマンガファンの全てニーズに応えるものとなる。サイトの名称は仮称で今後もユーザーから公募する。
イーブック イニシアティブ ジャパンの運営するeBookJapanは、電子コミックでも国内最大の26万人のマンガ読者と約1万点のデジタルコミックのライナップを保有している。また、WEB検定サービス「漫画検定」や「少女漫画検定」といったウェブサービスを提供している。
一方、ファンタジスタはマンガ専門SNSに「マンガ読も!」で、マンガを利用した双方のコミュニケーションやクリエイターのサポートなどを行なっている。
両社が運営するマンガソーシャルメディアは、マンガに特化した新しい情報発信や双方向性を生かしたクリエイターや編集者、プロデューサーの育成、書き手と読み手のコミュニケーションを目指す。
4月27日のプレオープンでは、「『ゲゲゲの鬼太郎』映画化特集」や『蟲師』のレビューなどを掲載している。また両社は将来的には電子コミックの多言語翻訳・海外配信との連携も視野に入れたいとしている。
サブカルチャー系の情報サイトでは、これまで映画やゲーム、アニメの分野では商業系の総合情報サイトが存在する。しかし、ゲームやアニメと並ぶエンタテイメントコンテンツの主要領域であるマンガについては、これまで本格的なサイトは存在しなかった。
こうした理由は有力出版社が自社の出版物や情報サイトに優先的にコンテンツや情報を流すため、情報を集積や競争も難しいという点が考えられる。一方で、情報の量やスピードが充実した非商業目的の個人サイトのクオリティに、商業サイトがビジネスとして勝負をかけにくいという事情もあったとみられる。
今回のマンガソーシャルメディアは、既に数十万人単位のマンガ読者の利用者のあるeBookJapanのユーザーを新サイトにつなげられる点で、スタート時点で大きなアドバンテージを持っている。さらに情報サイトの運営で問題になり易い運営費についても、逆にマンガソーシャルメディアからeBookJapanにユーザーをつなげるかたちでの収益の連動が考えられる。
また、ファンタジスタが個人サイトが運営し難いマンガをテーマにしたSNSを保有していることは、既存のサイトに対する差別化になる。これまでありそうでなかったマンガ関連の総合サイトだけに、今後の展開が期待される。
マンガソーシャルメディア(仮) /http://mangayomo.com/
※今後、ユーザー公募により決定
運営 :株式会社イーブック イニシアティブ ジャパン 株式会社ファンタジスタ
《マンガソーシャルメディアの特色》
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/イーブックイニシアティブジャパン
/ファンタジスタ
《animeanime》