DVD 字幕ネットサービス『時をかける少女』等スタート(4/20)
アニメのDVDオーサリングなどを行うポストプロダクションのキュー・テックは、「映像コンテンツに於けるバリアフリー化」を目的としたインターネット上の無料字幕配信サービス『web-shake 字幕をつけ隊!』の本格的なサービスを開始した。
字幕が配信される作品は、
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字幕が配信される作品は、4月20日新発売の劇場版アニメーション『時をかける少女』、松田優作主演『蘇える金狼』『野獣死すべし』など20作品がラインナップされている。
このサービスは全国に600万人いる聴覚障害者に向けて開発されたもので、DVDの中に字幕がない邦画・アニメについてネットを通じてDVDに字幕を乗せる仕組みになっている。
著作権団体と包括契約を結び、字幕の送信可能化権を可能にし、DVD再生前1分間の広告を表示することにより無料で利用できる。字幕はデータベースとして蓄積されし、今後メディアが変わっても転用が可能である。また、サイト上ではデータベースへのリクエストも受け付けている。
操作は、購入・レンタルをしたDVDを、ネットに接続しているPCにセットし、『web-shake 字幕をつけ隊!』のサイトを開きログインをすることで、フラッシュプレーヤーを使った字幕が配信される。ログインに際して住所・氏名などの個人情報を求められることはない。
時をかける少女は日本アカデミー賞最優秀作品賞、東京アニメアワード「アニメーション オブ ザ イヤー」にも輝いた2006年を代表する細田守監督の名作である。DVDは4月20日から限定版と通常版の2種類で発売になり、好調なリリースを見せている。
また、サイト上では、今後発売する日本語字幕が入ったDVDソフトの情報が並べられており、『The ビッグオー』や『ゲド戦記』、テレビドラマ『のだめカンタービレ』などがリストアップされている。
同プロジェクトはこのほかに4月公開の映画『バベル』について共同で署名運動を展開し配給元のギャガは全編日本語字幕をつけて上映することを決定した。
【日詰明嘉】
『web-shakeプロジェクト』/http://web-shake.jp/
キュー・テック /http://www.qtec.ne.jp/
《animeanime》