3DCG版ガッチャマンにケヴィン・モンロー監督(1/12)
香港のイマージ・アニメーション・スタジオは、同社制作で全米公開を目指すフル3DCG版『科学忍者隊ガッチャマン』の監督をケヴィン・モンロー氏に任せる方針である。
ケヴィン・モンロー氏は、現在、同じイマージ社制作の『忍者タートルズ』の劇場版3DCGアニメー
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ケヴィン・モンロー氏は、現在、同じイマージ社制作の『忍者タートルズ』の劇場版3DCGアニメーション『TMNT』の制作を終えたばかりである。こちらは3月23日からワーナー系で全米公開される。
イマージによれば、モンロー監督によるCG版『ガッチャマン』は、PG13(13歳以下は保護者の同意が必要)となる。そのうえで、2008年にワーナーブラザーズ系での劇場公開を目指すと見られている。
今回作品がPG13になる理由は、『ガッチャマン』のような作品のファンが成長しているからだという。現在の子供たちでなく、かつてのファンに向けた映画作りを目指しているようだ。
こうした過去に海外で子供たちに人気のあったアニメ作品を、米国で実写映画化する企画は珍しくない。現在、実現が視野に入っているものでだけでも、『トランスフォーマー』や『ボルトロン(百獣王ゴライオン)』、『マッハGO GO GO』などがある。
そして、こうした実写映画の多くは、今回の『ガッチャマン』のように視聴者を子供でなくもっと高い年齢に置いているようだ。今年7月に公開する『トランスフォーマー』は、既に予告編も配信されているが、『アルマゲンドン』か『宇宙戦争』のような大人向けのSFXの趣である。
アメリカではスーパーヒーローの活躍するコミックは、必ずしも広く人気があるわけでない。しかし、それが映画になった途端にビッグヒットになり、国民的な作品に変わる。
イマージとワーナーブラザーズが『TMNT』や『ガッチャマン』で狙うのは、そうしたタイプの映画だと言える。イマージは『ガッチャマン』のほかにも、『鉄腕アトム』の3DCG映画化の権利を獲得しており、今後『アトム』もそうした方向で映画化される可能性がありそうだ。
/IMAGI(イマージ)
/TMNT公式サイト
《animeanime》