「墨攻」香港で週末興行1位に登場(12/2)
日本では来年2月に公開される劇場映画『墨攻』が11月23日に香港で公開され、興収がおよそ2億1000万円になりその週の興収第1位になった。
映画『墨攻』は日本の人気マンガ『墨攻』(作画:森秀樹、脚本:久保田千太郎)を原作としており、92年から96年まで「ビッグコ
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映画『墨攻』は日本の人気マンガ『墨攻』(作画:森秀樹、脚本:久保田千太郎)を原作としており、92年から96年まで「ビッグコミック」(小学館)に連載された。映画はこの原作のファンである香港のジェイコブ・チャン氏が、監督、プロデューサーを行ない実現した。
キャストには主役の革離を香港の人気スターアンデイ・ラウが演じるほか、中国、台湾、韓国から人気スターが多数参加している。撮影は中国、制作スタッフには東アジア全域から様々な才能が集まっている。また、撮影監督として日本の阪本善尚氏、音楽には川井憲次氏が加わっている。
映画は製作予算が1600万ドルのビッグムービーであることに加えて、東アジアの各国が参加する共同プロジェクトとして当初から大きな注目を浴びていた。今回の興行収入1位登場は、こうした周囲の期待に応えたかたちとなった。
香港では11月第1週、第2週で、やはり日本のマンガを原作とする『Death Note the Last name』が興収1位に2週連続で輝いたばかりである。
こちらは純粋な日本映画だが、日本のマンガ原作映画が、劇場を賑わす香港の11月となった。
今年の香港映画界では、このほか『日本沈没』や日本を舞台に渡辺謙なども出演した『サユリ』や東京を舞台にするカーアクション『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』、日本映画『南極物語』のリメイク作品『Eight Below』などが興収第1位になっている。
こうした状況は香港のサブカルチャーにおいて、日本のカルチャーが少なからぬ影響を持っていることを示している。
それと同時に様々な文化が交じり合う香港で、邦画そのものから邦画のリメイク、共同制作作品、日本人の出演作など、あらゆる種類の日本関係の映画が人気を呼ぶ姿は、今後の日本映画の進んでいく方向性が現れているかもしれない。
/墨攻公式サイト
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