新作エヴァンゲリオン07年夏公開(9/10)
2005年にテレビ放映開始後、一大ムーブメントを築きあげた人気アニメの『新世紀エヴァンゲリオン』が、劇場用の新作アニメーションとして2007年に復活することになった。
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この新作は、『エヴァンゲリオン新劇場版 REBUILD OF EVANGERION』(仮題)で、前作では明かされなかった真実を含めて、新たな世界観と新たな展開、新たに登場するキャラクター、新たなエンディングとして4部作になる。
また、これまで監督をつとめた庵野秀明氏は総監督になり、監督は『トップを狙え2!』や『フリクリ』の監督で知られる鶴巻和哉氏がする。さらにキャラクターデザインには、貞本義行氏、メカニックデザインには山下いくと氏と旧作の主要スタッフが参加する。
現在発表されている劇場公開スケジュールは、次の通りで前編、中篇は各90分、後編と完結編は45分づつの同時公開となる。
『エヴァンゲリオン新劇場版 前編 REBUILD OF EVANGERION:01』(仮題)07年初夏公開
『エヴァンゲリオン新劇場版 中編 REBUILD OF EVANGERION:02』(仮題)08年春公開
『エヴァンゲリオン新劇場版 後編+完結編 REBUILD OF EVANGERION:03、04』(仮題)08年初夏公開
『新世紀エヴァンゲリオン』は言うまでもなく、90年代に最もヒットしたアニメ作品のひとつである。その影響は当時のアニメファンだけでなく、その後のアニメ文化やアニメビジネスの有り様に大きな影響を与えた。
さらに、その難解な内容や多様に解釈出来る物語はアニメといったジャンルを超えて広く語られ社会現象となり、90年代のサブカルチャー文化を象徴する作品となった。
また、そうしたビッグタイトルだけにビジネス面での波及効果も大きい。例えば、これまでの劇場映画は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 まごころを、君に』がおよそ25億円の興収、『DEATH & REBIRTH シト新生』はおよそ19億円とマニア向けのSFアニメ作品の興収としては桁違いに大きなものとなっている。
この数字は、近年のマニア向け劇場アニメのヒット作である『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』の12億円の興収や『劇場版機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』の8億5千万の興収に較べるとその大きさが理解できるだろう。
現在でも『エヴァンゲリオン』関連のビジネスは、ゲームソフトやマンガ、フィギアなどで依然好調に推移している。それだけに今回の劇場版新作についてもビジネス面での期待も大きなものがあると予想される。
しかし、10年を超えて復活する『エヴァンゲリオン』が、以前とは異なるこの時代に新ためて制作し、世の中に問うことには、ビジネス面以外の大きな意図があるに違いない。
『エヴァンゲリオン』のファンの多くは、かつての人気作品が現代の最新の技術で蘇ることと、これまでにはない新たな物語を期待しているに違いない。
/GAINAX公式サイト
/エヴァンゲリオン<新劇場版>REBUILD OF EVANGELION(仮題)全4部作、製作発表!
/庵野秀明公式Webサイト
《animeanime》