
今年の夏も日本の映画市場は人気アニメーション作品が目白押しだが、『時をかける少女』は公開日が正式発表されていなかった最後の話題作になる。
『時をかける少女』は、同じ7月に公開される『ゲド戦記』、『ブレイブストーリー』、『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』と較べると中規模な公開となりそうだが、作品への注目度はほかの3作品に劣らない。監督は『ONE PIECE THETHE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』やルイ・ヴィトンのプロジェクト『SUPERFLAT MONOGRAM』を手掛けていまアニメ業界で最も注目されている細田守氏、キャラクターデザインがガイナックスの看板アニメーター貞本義行氏である。
さらに筒井康隆氏の名作SF小説を原作に取り上げながら、主人公たちを原作で活躍したキャラクターの一世代下に置くという斬新な試みを行っている。夏休みのアニメ映画というと子供向けの作品が中心となりがちである。そのなかで若い世代からかつての若者たちも含めた幅広い世代で楽しむことの出来る貴重な作品である。
©『時をかける少女』製作委員会2006
/時をかける少女公式サイト
/時をかける少女公式ブログサイト