米ライセンス企業101にサンリオ、ポケモンなど(4/19)
他を圧倒するディズニーの力
アメリカのライセンス情報誌のライセンスマガジンは、有力ライセンス企業101社を発表している。このリストはそれぞれの企業が持つプロパティの世界市場での小売売上高を合計し、その金額をもとにランキングづけをしている。
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アメリカのライセンス情報誌のライセンスマガジンは、有力ライセンス企業101社を発表している。このリストはそれぞれの企業が持つプロパティの世界市場での小売売上高を合計し、その金額をもとにランキングづけをしている。
発表されたリストは、北米以外のライセンス企業は含まれていない。例えば、ポケモンUSAはリストアップされているが、株式会社ポケモンはリストに入っていない。世界企業のリストでなく、アメリカのライセンス企業の世界市場での関連商品の小売価格と理解する必要がある。
全体の上位は、小売売上高2100億ドルのディズニー・コンシュマープロダクト、次いでワーナーブラザース・コンシュマープロダクト600億ドル、ニコロデオン/バイアコム・コンシュマープロダクト520億ドルと米国のメディアコングロマリットが占めた。特に、ディズニーは、2位のワーナーブラザースの3倍以上と圧倒的な力を見せている。
4位には、アメリカンコミック出身の多くのスーパーヒーローを抱えるマーベル(500億ドル)が入っている。
キティ ポケモンは有力ブランド
このリストには日本企業と日本アニメを扱う企業が幾つかランキング入りしている。日本企業のトップは、6位のサンリオで年間小売売上高は420億ドルである。
複数のキャラクターを展開する上位メディア企業に対して、サンリオはそのほとんどを『ハローキティ』のみに頼っている。この順位は、『スターウォーズ』シリーズのルーカスライセンス(10位)や玩具会社でバービー人形を展開するマテル(17位)、『スヌーピー』のピーナッツ(28位)よりも上である。
単独キャラクターを展開している点では、23位のポケモンUSAも同様である。ポケモンUSAの展開は北・中南米に限られているが、その年間売上高は13億ドルに達している。2006年以降は、国内だけでなく世界市場でのブランド活性化が期待されている。今後もまだまだ世界ブランドとして活躍しそうだ。
VIZと4キッズ
日本アニメのキャラクターを扱う企業では、米国企業ながら4キッズエンターテイメントが13位にランキングされている。同社の主なプロパティは、『遊戯王』、『おジャ魔女どれみ』、『ワンピース』、そして2006年以降は『ふたりはプリキュア』が加わる。
しかし、同社の業績はここ2、3年芳しくなく、日本アニメ以外のブランド開拓に力を入れている。
さらに62位には小学館系のVIZメディアがランキングされている。ライセンスマガジンは、VIZのプロパティでは『犬夜叉』が強いとしている。しかし、今年は『NARUTO』のライセンス展開が本格化することに加えて、新たに『BLEACH』のテレビ放映が開始される。
小売売上高は2億6200万ドルと1位のディズニーグループの1/100、13位の4キッズの1/10であるが、今後の成長が期待される。
このほか日本関連では、33位にソニーピクチャーズ・コンシュマープロダクト、71位に米国日産、90位にKAWASAKIがランキングされている。
/ライセンスマガジン
《animeanime》