映画興行ベスト10 アニメは5本 3月第2週(3/14)
興行通信社発表の映画興行ランキングで、アニメ作品の活躍が目立っている。春休みシーズンという季節ものではあるが、先週末のランキングでは、上位10作品のうち5作品が日本のアニメ作品となっている。
1位こそ『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』に譲った
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1位こそ『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』に譲ったが、2位には『ドラえもん のび太の恐竜2006』が引き続き健闘しており、5位には『ワンピースTHE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』が入っている。また、マニア向けの『機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛』も10位に踏みとどまっている。
これら3月第一週の興行ランキングベスト10に入った3作品が、そのままベスト10に残る一方で、今週あらたに『ケロロ軍曹』と『かいけつゾロリ』の2本立て(7位)、『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝殉愛の章』(8位)がランキング入りした。
この結果、興行ランキングのうち半分がアニメ作品に占められることになった。いよいよ来週はアカデミー長編アニメーション賞受賞の『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の公開が始まるため、日米のアニメーション作品対決も見物になりそうである。
また、別の意味から注目なのは、今週ランキング8位に登場した『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝殉愛の章』である。この作品は全5作品(うちOVAが2作品)を予定しているが、製作費の30億円をファンドで集めているからだ。またそのうち5億円分を一般公募によるファンドとして公募している。
同ファンドが募集の際に公開した収益シミュレーション表は、3本の劇場作品の興行合計が最低15億円から始まっている。しかし、先週末興行8位から今後想定される最終興行成績とそこからファンドの元本割れを防ぐDVD販売本数を考えるとかなり厳しいスタートだといえる。
勿論、今回の作品は5作品のうちの1作品のみ、しかも劇場興行第一週の週末のみであるが、2作目以降が1作目と同様の展開だとすれば楽観出来ない。2作目以降とDVD販売での挽回を期待する必要があるだろう。
/興行通信社
/ドラえもん のび太の恐竜2006公式サイト
/ワンピースTHE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵公式サイト
/機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛公式サイト
/ケロロ軍曹/かいけつゾロリ公式サイト
/真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝殉愛の章公式サイト
/映画・北斗ファンド‐英雄伝説‐
《animeanime》