「ヒプマイ」6ディビジョンに幕張が歓声で揺れた大団円! アニメ楽曲やEP収録楽曲が日替わり披露の10thライブDAY2レポ | アニメ!アニメ!

「ヒプマイ」6ディビジョンに幕張が歓声で揺れた大団円! アニメ楽曲やEP収録楽曲が日替わり披露の10thライブDAY2レポ

音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』(通称『ヒプマイ』)の記念すべき10回目のライブとなる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫」が、2Daysの日程で幕張メッセにて行われた。この記事では2日目の模様を届ける。

イベント・レポート ライブ
注目記事
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOODs-」レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOODs-」レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke 全 30 枚 拡大写真

音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』(通称『ヒプマイ』)の記念すべき10回目のライブとなる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫」が、2Daysの日程で幕張メッセにて行われた。
本公演は幕張でのライブ公演に加え、全国各地の映画館でのライブビューイング、そしてABEMAでの生中継も実施された。中でもABEMAでの配信にはマルチアングル機能が追加され、様々な角度からステージを堪能することができた。この記事では2日目の模様を届ける。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

本公演ではTVアニメ第2期「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +」の楽曲に加え、2023年8月23日にリリースされたEP「The Block Party -HOMIEs-」「The Block Party -HOODs-」にならい、1日目に「-HOMIEs-」、2日目に「-HOODs-」の楽曲がセットリストに組み込まれた。2日目はDJ U-ICHI(HOME MADE家族)によるヒプマイ楽曲をリミックス&メガミックスしたDJプレイに続き、18名のメインキャストが大きな歓声を浴びながらステージに登場した。

TVアニメ第2期の主題歌「RISE FROM DEAD」から、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Official Guide Book +」初回限定版に収録された、ORANGE RANGEのHIROKIとNAOTOが制作に携わった「Hypnotic Summer」を披露し、会場のボルテージは一気に最高潮になった。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

そして各ディビジョンがソロ楽曲を披露するセクションに続き、「Welcome 2 Rhyme Anima +」にも収録された、2ディビジョンごとによる共闘ソングパートへと移る。ディスコティックなトラックに小気味よいラップを乗せていくBuster Bros!!! & Bad Ass Templeの「We go with the flow」では、歌詞にある「hooo hooo」というパートで観客からも大きな声があがる。

トロッコに乗り客席を縫うように走りながら「PUMP IT UP」を歌ったのはMAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗だ。観客が振る手に乗せられるように、声優陣もテンションの高いラップを披露する。カンフー映画のようなポーズと旋律から始まったFling Posse & 麻天狼による「FIGHTER’S ROAD」は、それぞれのキャラクター性とも繋がるリリックを楽しげに歌う声優陣の表情も印象に残した。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

そしてイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュク、オオサカ、ナゴヤという6ディビジョンが勢揃いしてのDivision All Stars「絆 +」だ。tofubeatsが作曲した落ち着いたトラックに、日本語ラップシーンを代表するアーティストがリリック制作に集結し、友情の光景を紡いでいく世界観は、ヒプマイという物語の立体性に加え、声優陣やヒプマイ自体が積み重ねてきた歴史を感じさせた。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

そして黒とピンクを貴重にしたツナギを着て踊る女性ダンサーのパフォーマンスに続いて、女性で構成されるディビジョン・中王区言の葉党が登場した。Reolが作詞を手掛けた「Femme Fatale」、Awichの手掛けた「Verbal Justice」とハードな楽曲にから、一転して愛の情景を歌うChelmicoが手掛けた「WINK」と、女性アーティストが提供した楽曲を披露していく。会場をテーマカラーであるピンクに彩り、拍手に包まれてステージを後にした。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

続いて2023年8月23日にリリースされたEP「The Block Party -Hoods-」の収録楽曲が披露されるパートへと展開する。ドレスコーズ制作のスカ/2トーンのビートに心が弾む「白と黒」は、詐欺師である天谷奴零と、警察官という入間銃兎という正反対な存在が歌うコントラストで聴かせる。
作詞作曲をPENICILLINなどで活躍するHAKUEIが手掛けた「悪魔の華」は、四十物十四が「アルゴξ楽団」というビジュアル系バンドに参加しているという経緯を反映した耽美なロックが印象的だ。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

ポップでカラフルな「Viva la liberty」を歌うのは、ヒプマイの中でもキュートな声質と存在性を持つ飴村乱数&山田三郎だ。それとは対極的な渋い歌声を聴かせる神宮寺寂雷&天国獄の2人は、Base Ball Bearの小出祐介が手掛けた「Closer」を丁寧に歌い上げた。タイトル通り、ヒプマイの中でも究極のポジティブソングといえば、Kis-My-Ft2の宮田俊哉が作詞に参加した「ポジティブ my life」だろう。伊弉冉一二三 with HOODsによる明るすぎるパフォーマンスは会場に陽のエネルギーを伝える。そしてマイクスタンドを立て、碧棺左馬刻はソロで「燐火」を歌う。石崎ひゅーいが作詞作曲を手掛けたエモーショナルな楽曲と、ぶっきらぼうだが情熱を秘めた歌声に、会場はしっかりと耳を傾けた。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

2024年夏にリリースされる予定のヒプマイの新ゲームアプリについてのアナウンスに続き、ステージに再び18人のメンバーが登場すると、その主題歌となる「ヒプノシスマイク-Dream Rap Battle-」が初披露された。RIP SLYME印ともいえるハイパーでカラフルな楽曲は、また新たなヒプマイの代表曲として愛されることだろう。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

そして10thライブ両日にゲストとして参加したRIP SLYMEがステージに登場する。「楽園ベイベー(Remix)」や「ネオンライツ feat. WISE & おかもとえみ」、「JUMP」と披露し、クラシックから新曲までを織り交ぜたセットリストで会場を沸かせた。
さらに「まだまだいけますよね!HOODs!カモン!」と呼びかけ、HOODsのメンバーと共に、スチャダラパーがプロデュースした原曲をRIP SLYMEのDJ FUMIYAがリアレンジした「SUMMIT OF DIVISIONS -HOODs Ver.- with RIP SLYME」を披露する。RYO-ZとILMARIもフリースタイルで参加し、ヒプマイライブならではのスペシャルなパフォーマンスとなった。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

HOODsとHOMIEsのメンバーが合流し、総勢18名のメンバーによるMCでは、新グッズの紹介や「ヒプマイ」と「カリスマ」がぶつかるバトルパフォーマンスも予告されている5月4日開催の「EVIL A LIVE 2024」がアナウンスされた。一際どよめきと喜びの声が起こったのは、ディビジョン別CDの7ヶ月連続リリースの特報だ。6月26日のイケブクロを皮切りに、各ディビジョンのソロ楽曲とドラマトラックが収録されたCDが、12月までの7ヶ月連続でリリースされるとの情報に、会場からは大きな拍手が起こった。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

そして「今日出せる力、全部出し切れますか!」という木村昴の呼びかけから、「絆 +」と同様、日本語ラップシーンの立役者たちが参加した「Next Stage」、そして「Hoodstar +」を連続で披露していく。最後は「ラップってたのC!」というメッセージを演者と観客が一体となってコールし、2日間にわたるライブを締めくくった。

レポート写真 Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

なお、新しい未来のテレビ「ABEMA」の「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」では、この10thライブの見逃し配信を4月14日まで楽しめる。ヒプマイライブ初のマルチアングル配信チケットも用意されているので、ぜひ公演をチェックしてみよう。


~「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOODs-」セットリスト~

M1: RISE FROM DEAD
M2: Hypnotic Summer
M3: Bring it on
M4: ジンギ(Pay Respect)
M5: SANITY
M6: New World
M7: Dive in
M8: AN IDOL
M9: We go with the flow
M10: PUMP IT UP
M11: FIGHTER’S ROAD
M12: 絆 +
DJ & Dance Bridge

M13: Femme Fatale
M14: Verbal Justice
M15: WINK

DJ Bridge

M16: 白と黒
M17: 悪魔の華
M18: Viva la liberty
M19: Closer
M20: ポジティブ my life
M21: 燐火
M22: ヒプノシスマイク -Dream Rap Battle-

SPECIAL GUEST ACT「RIP SLYME」
M23: 楽園ベイベー(Remix)~ ネオンライツ feat. WISE & おかもとえみ(Short.ver)
M24: JUMP
M25: SUMMIT OF DIVISIONS -HOODs Ver.- with RIP SLYME

M26: Next Stage
M27: Hoodstar +

■タイトル:
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫」
■日時:
4月6日(土)「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOMIEs-」16:00開場 / 18:00開演
4月7日(日)「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 10th LIVE ≪LIVE ANIMA≫ -HOODs-」
14:30開場 / 16:30開演
■会場(両日):
幕張メッセ 国際展示場3~6ホール
■出演:木村昴、石谷春貴、天崎(崎はたつさき)滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、野津山幸宏、速水奨、木島隆一、伊東健人、岩崎諒太、河西健吾、黒田崇矢、葉山翔太、榊原優希、竹内栄治、小林ゆう、たかはし智秋、山本希望
スペシャルゲスト「RIP SLYME」

Photo by: Akiya Uchida/Chisato Kamiishi/Kobayashi Ryunosuke

《仲瀬 コウタロウ》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]