世界中の進撃ファンと打ち上げ！ 大ボリュームの「進撃の巨人」アフターパーティ体験レポート

11月5日に放送された『「進撃の巨人」The Final Season完結編＜後編＞』をもって、約10年に渡って制作・放送された『進撃の巨人』アニメシリーズが遂に完結。

その完結記念として、「『進撃の巨人』ワールドワイド・アフターパーティー」が11月30日19時まで期間を延長して開催中だ。

このイベントは、オンライン特設クルーズ船で制作陣とキャストが、ファンとともに完結を祝う「ファン参加型打ち上げ」だ。生配信のオープニングパーティや、制作陣・キャストによる特別番組の配信、アニメを彩った名曲とともに10年間の歩みを振り返るグランドフィナーレや、キャスト録りおろしのボイスドラマやギャラリー展示など多くのコンテンツが楽しめる。さらには、世界中の進撃ファンとオンライン上で交流できる機能も備えている。

一体、その中身はどのようなものか、その一部を体験させてもらった。

※以下に紹介する画面は全て開発中の画面

生配信動画に特別番組、録りおろしボイスドラマなど充実の内容

本イベントはオンライン上で誰でも参加できる（有料）。特別なソフトウェアやアプリを必要とせず、ブラウザからアクセス可能だ
（推奨環境は記事下部に記載）。

主なコンテンツとして、まずは生配信によるオープニングパーティが 11/5(日)19:30から配信される。これは制作陣とキャストによる打ち上げパーティを配信するもので、一般参加者もコメントによってリアルタイムで参加可能だ。出演予定は、製作委員会関係者、アニメ制作スタッフ、梶裕貴さん、石川由依さん、井上麻里奈さんとなっている。

その他、映像コンテンツとして収録による特別番組6本の配信が予定されている。監督を含めた制作陣によるトークが3本、声優陣トークが3本となっている。

そして、アニメで使用された名曲とともに『進撃の巨人』を振り返るグランドフィナーレが予定されている。参加者は調査兵団の一員となって信煙弾を打ったり、キャラクターからの合図で「心臓を捧げよ」のポーズを取ったりできる。物語への没入感を高めて、アニメ10年の歩みを追体験してもらう内容となっている。こちらは、11/7(火) 21:00、11/8(水) 5:00、11/8(水) 14:00、各回約30分の予定しており、チケット購入時にどの回に参加するか選択する。

さらに、期間中は会場内を自由に歩き回って、特別なコンテンツを楽しむことができる。例えば、会場内にはいくつもの部屋が用意してあり、新規録りおろしのボイスドラマが設置されていたり、制作スタッフの裏話が書かれたノートがあるので、船内をくまなく歩き回って探してみよう。探索して獲得してアイテムはアルバムに収集され、後で見返すことも可能。また、アルバムをコンプリートすると秘密のエリアに入場可能となる。

また、会場内にはいくつもフォトスポットがあり、撮影機能を使ってを写真が撮れる。SNS機能も実装されているので気軽にシェアすることも可能だ。別の参加者たちと交流する機能も設けられており、チャットで会話したりビールジョッキで乾杯したりと、世界中の進撃ファンと楽しい時間を共有することが可能だ。

スタンプなどのデジタルアイテムやアバター用の特別マントも有料で購入できるようになっている。さらに、「リーブス商会」でグッズの購入も可能だ。

コンテンツは基本的に日本語と英語に対応している。生配信のオープニングパーティーは英語同時通訳が入り、特別番組やキャラクターのボイスドラマは英語字幕がつけられている。

フロアごとに異なるコンテンツが楽しめる

会場は『進撃の巨人』仕様の特別クルーズ船だ。作品にちなんだモチーフが隅々までちりばめられ、ファンなら写真撮影する手が止まらないだろう。4つのフロアがあり、それぞれに多くのコンテンツが用意されている。

まず屋上には、生配信などを視聴するパブリックビューイング用の巨大スクリーンが設置されている。ここで世界中のファンと一緒にオープニングパーティや特別番組を視聴することができる。巨人同士の戦いを描いた巨大な像をバックに構えていて、壮観だ。

1Fはエントランスになっており、参加者は波止場からこのフロアに乗り込むことになる。入ってすぐ見えるのはパーティールームとなっており、デジタルアイテムを購入するショップや、花を添えることができる。階段を上った先には、壁から覗く巨人がおり、作品世界さながらの臨場感だ。

B1Fには、キャラクターたちの部屋がある。合計16部屋用意されており、室内はそれぞれのキャラクターの心象風景を表現している。また、キャラクターたちの特別映像も視聴できる。さらに、キャラクター宛てにメッセージを残したり、花を添える機能もある。

B2Fはギャラリースペースがある。ここでは10年間で実施されたコラボ企画や商品が年表ごとに並んでいる。懐かしさに浸れると同時に、知らなかったコラボ商品にも出会えるかもしれない。その他、図書館や厨房、船長室など多くの部屋があり、それぞれに特別なコンテンツが用意されている。イベント期間中、飽きることなく探索を楽しめるだろう。

アーカイブ期間も活用して、時間をかけてじっくり楽しんで

本イベント会場は、どこを切り取っても進撃ファンのための空間と言えるほどの充実した作りになっている。4つのエリア全てをくまなく見て回りたくなるし、実際に全てのコンテンツを体験するには、実際にこれだけ広い会場を全て走破するのは時間がかかるだろう。時間のない人はとりあえず全てのコンテンツをコンプリートした後、11月30日までのアーカイブ期間でゆっくりと楽しむという選択肢もいいかもしれない。

コンテンツについては、録り降ろしボイスドラマはキャラクターたちの作中では描かれなかった隙間を埋める物語となっており、「あの時、彼らはこんなことを考えていたのか」と物語に対する解像度が向上するだろう。

グランドフィナーレは、まさにフィナーレにふさわしく10年の『進撃の巨人』の歩んできた道のりを思い出して感動する。視聴中は名シーンが走馬灯のように蘇ってきた。

10年間の思い出を振り返るには最適な内容ばかりだ。ここでしか観られないコンテンツばかりなので、ファンは是非見逃さないでほしい。