秋アニメ「薬屋のひとりごと」里帰り中の猫猫が花街の事件を解決! 後宮に戻ると壬氏は不機嫌!? 第8話 | アニメ!アニメ!

秋アニメ「薬屋のひとりごと」里帰り中の猫猫が花街の事件を解決! 後宮に戻ると壬氏は不機嫌!? 第8話

TVアニメ『薬屋のひとりごと』の第8話では、毒を飲んだ妓女と男を助けるための猫猫が呼び出され……。

ニュース アニメ
注目記事
『薬屋のひとりごと』第8話「麦稈」先行場面カット(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
『薬屋のひとりごと』第8話「麦稈」先行場面カット(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会 全 7 枚 拡大写真

TVアニメ『薬屋のひとりごと』の第8話「麦稈(むぎわら)」が2023年11月25日深夜に放送され、里帰り中の猫猫(マオマオ)は毒を飲んだ妓女と男が娼館で倒れている現場に呼ばれたのですが……。

日向夏さんが小説投稿サイト「小説家になろう」で発表以降、書籍化はもちろん、コミカライズが月刊「サンデーGX」、月刊「ビッグガンガン」の2誌で展開される人気作となった『薬屋のひとりごと』がTVアニメとなって2023年10月21日深夜よりスタートしました。

とある大国の、国の帝の妃たちが住む後宮で下働中の少女・猫猫。かつて花街で薬師をやっていた猫猫は、後宮では「毒味役」として宦官の壬氏(ジンシ)に仕事を押し付けられながらも様々な問題を解決していきます。人間には興味がないけれど、好奇心と正義感が強い毒好き娘の謎解きエンターテインメントとして初回放送時からトレンド入りで毎回話題に!

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。


『薬屋のひとりごと』キービジュアル♪

第8話「麦稈」について、原作の日向夏さんは「サブタイトルは麦稈、麦わらのことで筒状なのでストローみたいに使ってたとか」と解説。今回のキーアイテムですね。

毒を飲んだ妓女と、その客の男が倒れている緊迫した冒頭で始まった第8話。月刊「ビッグガンガン」版コミカライズで構成を担当する七緒一綺さんは、「日常と隣り合わせにある毒、花街をとりまく人間たちの感情と、それに対する猫猫の関わり方、私にとって薬屋の好きな部分がたくさん詰まっているお話です」と投稿していました。

猫猫の養父・羅門(ルォメン)ら、花街に住むキャラクターも多く登場しました。

妓女が毒で!

予告にも登場していた美しい妓女の一人を演じたのは熊谷海麗さん。いきなり毒で苦しんでいるシーンから出番が来ましたが、熊谷さんは「毒、恋、命、金、花街の激しさと儚さに惑わされましたね」と表現。名もなき妓女ですが第8話で重要な役です。第3話にも登場しているそうなので、こちらも要チェック!

今回は妓女の他にも印象的だった禿(妓女に使える幼女)が登場しました。男に刃物を向けたところを猫猫に取り押さえられ、挙げ句の果てに頭突きされてしまった彼女です。

月刊「ビッグガンガン」版コミカライズで作画を担当するねこクラゲさんが、この禿が登場した当時の漫画の下書きを公開してくれました。「昆布ちゃん(仮名)」と名前が! たんこぶが由来でしょうか? アニメでも見事なたんこぶを作っていましたね。

『薬屋のひとりごと』のアニメは毎回テーマが設けられています。長沼範裕監督によると今回は「多重」でした。

「必ず見え方に表と裏があるような描き方をしています。画作りはオカルト的な要素もいれつつ、例えば生首に見えるような影の落ち方や妓女の赤い服を不気味に印象的にしたりしています」

本作は猫猫による謎解きが見所ですが、アニメは様々な要素が重なり見応えのある演出がされています。

3日間の里帰りを終え、後宮に戻った猫猫。第8話終盤は、前半とは打って変わってコミカルな演出が冴えました。里帰りした猫猫に不機嫌さを隠せない壬氏、赤羽根健治さん演じる李白が緑青館の白鈴(パイリン)にデレデレになっている様子。緩急ある演出でした。

壬氏がヤキモチ!?

赤羽根さんは「収録時このシーンのこだわりが面白くてだね」、日向さんも「収録時、めちゃくちゃ笑いがとんでいた記憶がありますな」と振り返っています。

オープニングテーマ『花になって』を手がけている緑黄色社会のギター担当・小林壱誓さんは「やっぱり壬氏さまが可愛い」と、壬氏がお気に入りキャラクターみたいですね。

『薬屋のひとりごと』第8話は11月25日深夜より日本テレビ系で順次放送。各配信サイトでも順次配信します。次回、第9話のタイトルは「自殺か他殺か」です。

猫猫を演じる悠木碧さんは「なにやら物騒なタイトルですが、9話も頑張っているので、よろしくお願いします」と投稿。

そして日向さんは「ヒロインやぶ医者の出番です」と。ヒロイン回にしては物騒なタイトルですが……。



【放送情報】
毎週土曜日24:55より日本テレビ系にて全国放送中(地域で放送時間・日時の変更あり)
放送終了後、ABEMAほか各種配信サイトでも順次配信

【スタッフ】
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼範裕
副監督:筆坂明規
キャラクターデザイン:中谷友紀子
色彩設計:相田美里
美術監督:高尾克己(※高ははしごだか)
CGIディレクター:永井有
撮影監督:石黒瑠美
編集:今井大介
音響監督:はたしょう二
音楽:神前暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ
オープニングテーマ:緑黄色社会『花になって』
エンディングテーマ:アイナ・ジ・エンド『アイコトバ』
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会

【キャスト】
猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
高順:小西克幸
玉葉妃:種崎敦美(※崎はたつさき)
梨花妃:石川由依
里樹妃:木野日菜
阿多妃:甲斐田裕子
梅梅:潘めぐみ
白鈴:小清水亜美
女華:七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
羅門:家中宏
李白:赤羽根健治
小蘭:久野美咲
やぶ医者:かぬか光明ナレーション:島本須美

(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

《hidegomi》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]