「明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集」5月21日公開決定 アニメーションのカリスマを堪能 | アニメ!アニメ!

「明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集」5月21日公開決定 アニメーションのカリスマを堪能

米国のインディペンデント・シーンで熱狂的な人気を獲得するアニメーション作家 ドン・ハーツフェルトの世界を堪能する映画上映が決まった。

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米国のインディペンデント・シーンで熱狂的な人気を獲得するアニメーション作家 ドン・ハーツフェルトの世界を堪能する映画上映が決まった。5月21日から6月10日までの3週間限定で、東京のシアター・イメージフォーラムでレイトショー公開される。
映画は『明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集』とタイトルされている。本年の米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートの『明日の世界』、そして代表作『きっと全て大丈夫』3部作を上映する。

日本のテレビアニメから米国のカートゥーン、ハリウッドの大作まで、世の中には様々なアニメーションが溢れている。そのなかで現在大きな動きを見せているのが、インディペンデント・シーンだ。作家性の高い作品が次々と現れて、日本アニメやハリウッド映画とはまた異なった味わいを見せている。
ドン・ハーツフェルトは中でも異彩を放つ一人だ。米国カリフォルニア出身で、大学卒業制作作品『ビリーの風船』で一躍注目を浴びる。現在まで映画祭などの賞は100を超えるが、特徴は一般に対する受け入れ安さだ。YouTubeでブームを巻き起こしたことからもそれは分かるだろう。
そうした人気は日本にも広がっている。今年2月の初来日の際に開催された「ドン・ハーツフェルトの夕べ」は満員の大盛況となった。

『明日の世界』は、少女エミリーのもとに227年後のエミリーのクローンがコンタクトしてきたことから始まるストーリー。単純に描かれたキャラクターに壮大なSFストーリーが独特の味わいをもたらす。同時に生と死を問いかける深いテーマ性も持っている。
サンダンス映画祭の審査員大賞、アヌシー国際アニメーション映画祭でも審査員特別賞と観客賞と大きな受賞を続ける話題作である。2016年、必見の一本だ。
『きっと全て大丈夫』はデジタルリマスターを施し、さらに3部作をまとめた全60分の長編特別編集版となる。ドン・ハーツフェルトの世界を知るのに最適だろう。



『明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集』
5月21日(土)~6月10日(金)まで
シアター・イメージフォーラムにて<3週間限定>レイトショー
http://newdeer.net/tomorrow

『明日の世界』 原題:World of Tomorrow / 2015 / アメリカ / 17 分 (C)Bitter Films
『きっと全て大丈夫』 原題:It’s Such A Beautiful Day/2012/アメリカ/62 分 (C)Bitter Films

《animeanime》

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