秋アニメ、何見る? 「ジョジョ」「SAO」「禁書目録」話題作を総ざらいしたPVイッキ見イベント「つづきみ」 | アニメ!アニメ!

秋アニメ、何見る? 「ジョジョ」「SAO」「禁書目録」話題作を総ざらいしたPVイッキ見イベント「つづきみ」

「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」(つづきみ)の第9回が9月26日、東京都・秋葉原で開催された。

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秋アニメ、何見る? 「ジョジョ」「SAO」「禁書目録」話題作を総ざらいしたPVイッキ見イベント「つづきみ」
秋アニメ、何見る? 「ジョジョ」「SAO」「禁書目録」話題作を総ざらいしたPVイッキ見イベント「つづきみ」 全 9 枚 拡大写真
毎クールごとに放送されるアニメを1話も観ることなく終えてしまう“0話切り”を撲滅するために開催されている「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気見したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」(つづきみ)の第9回が9月26日、東京都・秋葉原で開催された。

左から日本放送アナウンサー・吉田尚記さんと女優でタレントの結さん、リチャード・アイゼンバイスさん

秋に放送される全アニメの内、49作品のPVを上映したほか、関係者によるプレゼンテーションが行われた同イベント。司会はおなじみの日本放送アナウンサー・吉田尚記さんと女優でタレントの結さんが務め、コメンテーターに海外のアニメ事情に詳しいジャーナリストのリチャード・アイゼンバイスさん、途中から会場に駆け付けた代々木アニメーション学院×指原莉乃プロデュースのアイドル「=LOVE(イコールラブ)」の野口衣織さんを迎えた。

本稿では上映されたアニメ作品PVの中からいくつかピックアップしながら会場の様子をレポートする。


■『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』と『蒼天の拳 REGENESIS(第2期)』



第1部から順に制作しているデイヴィッドプロダクションが送る第5部『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』とあって、吉田さんは「ここまでずっと高いクオリティーを観てきているから不安がない。原作ファンも認めていますから」と太鼓判。

『北斗の拳』シリーズにおいて初めて主人公の死が描かれる『蒼天の拳 REGENESIS(第2期)』。主人公・霞拳志郎役を続投する声優の山寺宏一さんに会ったという吉田さんは「仕事を頼まれるのが何より幸せだと言っていたのがすごい」とその職人気質に頼もしさを感じていたようだった。

■『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』『直感アルゴリズム』


続いて放送された3作品では、『アイドルマスター』シリーズの大ファンである結さんが『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』を猛プッシュ。
吉田さんいわく、“高速詠唱”のような怒涛のコメントで「ほかのゲームと何が異なるのかというと、プロデューサーとアイドルという遠からず近からずという関係。今作は女性向けで男性アイドルをプロデュースします。キャラクターがミニになってくるとやはりキャッチーというか、よりデフォルメされているので、違いが分かりやすい。この子気になるな!となった人は詳しく調べてくれれば、あなたもたちまちプロデューサー!」と熱く語った。

吉田さんは日本と中国同時配信の生放送『直感アルゴリズム』に注目。第1期の好評ぶりから日本でリアルイベントを開催した際には中国からもファンが多く訪れたそうで、第2期からは『けものフレンズ』のアニメーションプロデューサーを務めた福原慶匡氏が参加することをポイントに挙げた。

吉田さんが「第2期のために生放送の配信システムを一から構築し直したらしいよ」と言うと、結さんは「そのままでも良かったのでは?」と驚く一面も。吉田さんは「やりたかったんだって!」と、より視聴者参加型の側面を強めようとするスタッフの熱意に感心しきりのようだった。

■『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』


ミュリン役の安田陸矢さん(真ん中)

可愛い絵柄による日常シーンとアクションシーンのギャップに注目が集まった『RELEASE THE SPYCE』、15世紀のフランスで起きた100年戦争を舞台にジャンヌ・ダルクの新たな物語を描く『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』の後は、『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』ミュリン役の安田陸矢さんが登壇。

ヒロイン・ベルゼブブに近侍として新しく使えることになったミュリンに対して、「僕もキャスト陣の中では新人なので親近感があります」と安田さん。「マスコット的な立ち位置のケサランパサランを中心としたゆるゆるふわふわキャラクターがたくさん出てくるので女性に喜んでもらえると思います。原作を買って予習して欲しい」とアピールした。

可愛さ満載の世界観に、吉田さんは「あくまで魔界なんだよね。ヨーロッパの人に日本人が考える地獄はこれだよと言ったらビックリするよ」、結「疲れて返ってきた身体に染みそう」と率直な感想を述べた。

■『イングレス』


タイムリープもの『RErideD-刻越えのデリダ-』、アニメのトリガーと特撮の円谷プロダクションがタッグを組んだ最高にカッコいいデザインの王道ヒーロー『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』と並んで上映された『イングレス』に注目した吉田さん。

『ポケモンGO』の前身となる『イングレス』は同じ会社が制作しており。世界的に大ブームの陣取りゲーム。今すぐゲームを始められるのが大きいですし、アニメとゲームはシンクロしていて、公開に合わせてゲーム中でも絶対何か狙っている」と楽しみにしていた。

■『火ノ丸相撲』


三浦しをんによる箱根駅伝が題材のベストセラー小説のアニメ化『風が強く吹いている』、第7回京都アニメーション大賞小説部門審査員特別賞を受賞した『ツルネ ―風舞高校弓道部―』と並ぶスポーツものとして、吉田さんは『火ノ丸相撲』に注目。

「相撲部の部長・小関信也を演じるのは落合福嗣さんなんですけど、『グラゼニ』第2期にも出演しますし、お父さんがあの落合博満なので、キューバ代表が自宅に遊びに来るなど、プライベートのネタが豊富でコメントも面白い」と福嗣の声優としての活躍に大きな期待を寄せているようだった。

■『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』


ジブリ作品に参加してきた佐藤雅子が監督を務め、声優の尾崎由香が主人公の鳩谷こはね役を演じ、プロ集団によるチアダンス監修も入った『アニマエール!』。
2016年に公開され、全世界興行収入約3億5000ドル(約385億円)の大ヒットを記録した映画『トロールズ』のTVアニメ化作品『トロールズ: シング・ダンス・ハグ!』。
「月刊コロコロコミック」発で釣りを題材とした『爆釣バーハンター』。

サンライズ企画担当の谷口廣次朗氏(真ん中)

話題作品目白押しの中で、『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』からは制作会社サンライズ企画担当の谷口廣次朗氏が登壇。
マンガ家の桂正和先生がキャラクターデザインを務めるシリアスタッチなPVであったものの、「先行配信のバンダイチャンネルで第1話を御覧頂いた方はもう知っていると思いますが、半分はアクションですがコメディタッチの部分も非常にあります」と、第1話のサブタイトルが「二つの太陽にほえろ!」とあるように本作品が刑事物ゆえに随所で刑事ドラマや映画のパロディが入っていることを明かした。

■『抱かれたい男1位に脅されています。』『学園BASARA』


今もっとも注目を集めるボーイズラブ“だかいち”こと『抱かれたい男1位に脅されています。』は、5年連続「抱かれたい男1位」の西條高人からその座を奪った新人俳優東谷の禁断のスキャンダルを描くというもの。男性が観ても絶対に面白いと感じる攻めたPVが印象的だった。

そして、大人気『戦国BASARA』シリーズに登場する戦国武将をそのまま学園に持って来て新たな境地を切り開いた『学園BASARA』。野球勝負ではバット6本持って構える伊達政宗の映像が鮮烈なあまり、結さんは「このばかばかしさがたまらない」と絶賛していた。

■『おとなの防具屋さん』



続いて、累計500万ダウンロード突破のゲームのアニメ化『BAKUMATSU』、同じくシリーズ累計4000万ダウンロード超えているMMORPG最新シリーズのアニメ化『叛逆性ミリオンアーサー』、同じくスマホ向けRPG『メルクストーリア - 無気力少年と瓶の中の少女 -』とオンラインゲーム全盛期を感じさせる作品に、小説投稿サイト「小説家になろう」発の異世界転生ものの中でも屈指の人気を誇る『転生したらスライムだった件』が上映。

カウツ役の石井マークさん(左から2番目)とマンガアプリ「GANMA!」の福留プロデューサー(左から3番目)

そしてなんと、単行本1巻の発売よりも先にアニメ化が決まった『おとなの防具屋さん』からは、カウツ役の石井マークさんとマンガアプリ「GANMA!」の福留プロデューサーが登壇。連載当初から勢いが一番あったという同作は、大人向けの露出が多い装備品ばかりを取り扱う防具屋に女性に免疫のない主人公のカウツが就職するところから始まる。石井さんは「PV と実際の中身は違う」とアニメは観なければ内容が分からないと伝えた。

■『となりの吸血鬼さん』


共同生活を送る5人の女子の“ちょっとだけ生々しい”日常風景を描いた『ひもてはうす』、ロシア人幼女が可愛い『うちのメイドがうざすぎる!』と並んで上映されたのは『となりの吸血鬼さん』。吉田さんが「タイトルだけなら観ようと思わなかった!」と絵の可愛さ、音楽の良さといったクオリティーの高さに「こちらも今回のダークホース」と絶賛。結さんも「脳みそ空っぽにして観たい」と引き込まれた様子だった。

■『ゴブリンスレイヤー』


同じ宇宙戦艦を題材としながらも、言わずとも知れた名作でシリアスな『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』とコメディ要素の強い『宇宙戦艦ティラミスII』の対極的な2作品。マンガに続いてアニメでもいよいよ完結を迎える『東京喰種トーキョーグール:re(第2期)』。
原作者の藤田和日郎先生がアニメ向けに再構成し、声優の林原めぐみさんがヒロイン・しろがねを演じて「あるるかんっ!」の声に鳥肌が立つ『からくりサーカス』。

ここでリチャードさんがプッシュしたのが原作シリーズ累計200万部を超える大人気ライトノベルのアニメ化『ゴブリンスレイヤー』だった。「ただひたすら弱小モンスターのゴブリンを狩ることに執着する主人公を描いたダークファンタジー。経験値が低いのでほかの冒険者は相手をしないのですが、彼だけは執拗にゴブリンだけを狙います。ゴブリンにとって彼は虐殺者ですが、ゴブリンに苦しめられる人にとって彼は英雄で、とても複雑です」(リチャード)。

■『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』



思春期の少年少女の繊細な心の揺れ動きを描いたという点で共通する『やがて君になる』、『色づく世界の明日から』、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』が続き、魔法少女として戦う少女たちを傍観している男子3人組が主役の魔法少女傍観ギャグアニメ『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』の後は、第2期が決定した『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』が上映され、深瀬沙哉監督が登壇。

『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』深瀬沙哉監督(真ん中)

同人誌サークル「アニマルマシーン」の40原による日本の同人誌が原作で、とらのあなが制作を務める同作は、かわいい女の子に嫌な顔されて罵倒されながらパンツを見せてもらうというもの。
深瀬監督は、本作を“ドMホイホイ”と称しつつ、同じ罵倒でもキャラクターやシチュエーションによっても変わってくると、そのバリエーションの豊富さをアピール。

吉田さんは「罵倒された後にパンツを見せてもらえる流れが想像できない」と本音を吐露するも、結さんは「苦労して手に入れたパンツ感が大事なんですよね」と激しく同意していた。
こちらはDVD/BD販売中で、ニコニコ動画では有料配信中。秋アニメ枠ではないが、夏アニメの時の「つづきみ」にてPV上映がされなかったため、今回特別枠として紹介された。

■『ガイコツ書店員本田さん』


王道ラブストーリーの『寄宿学校のジュリエット』。不器用な兄と妹がラノベを通して繋がるザ・ラノベ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』。アプリゲームも同時展開となる、アニマックス開局20周年記念オリジナルTVアニメ『あかねさす少女』。
名作の中の名作と言われる『サクラ大戦』を手がけた広井王子氏が原作を務めるスマートフォン向けゲームのアニメ化『ソラとウミのアイダ』。
PVからだとギャグなのかシリアスなのか全く予想が付かなくて第1話が気になる展開の『ゾンビランドサガ』。鎌池和馬のライトノベルシリーズを原作とする学園異能バトルアクション『とある魔術の禁書目録III』。

それらが続く中で、ひと際異彩を放ったのが『ガイコツ書店員本田さん』。10年以上書店員で働いた経験のある原作者が実体験を元にして描き、全国の書店員の支持を受けているマンガのアニメ化で、ギャグアニメの代名詞とも言われる『秘密結社 鷹の爪』を手がけたディー・エル・イーが制作することからも期待値が高い。

■『走り続けてよかったって。』



「=LOVE(イコールラブ)」野口衣織さん(真ん中)

途中でお仕事を終えて会場に駆けつけた野口さんがヒロイン・大森千歌子を演じ、所属するアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」としてエンディングテーマも歌う同作。代々木アニメーション学院をモチーフに声優になるために頑張る男女の学生描いており、野口さんは「お互いに励まし合いながら頑張っていく。すごく大森知加子さんが羨ましいなと思った一面がありました。すごく楽しいアフレコでした」と語った。

吉田さんに「代々木アニメーション学院に入学して、めちゃくちゃ夢叶っているわけでしょ?これから放送が始まる気持は?」と聞かれると、野口さんは「感無量です!ぜひたくさんの人に観てもらいたいです」と興奮気味な様子だった。

その後は、タイトルが全てを物語るシンプルイズベストの『終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜。』、フランスのマンガが原作の『ラディアン』が続き、締めは全4クール放送という放送形態でも話題を集めた『ソードアート・オンライン アリシゼーション』で締めくくられた。

■上映された秋アニメの第1話を全部見たくなったが84,4%に




PV一挙上映後、インターネット配信されていた「つづきみ」の視聴者にアンケートを採った結果、「上映された秋アニメ全部観たくなったか?」に「はい」が84,4%、「いいえ」が5,3%、「最初から全部観る予定だった」が10,4%という結果に。


最後に司会者とコメンテーターの4人が注目のアニメをそれぞれ話して締めくくられた。

野口さんは「『ツルネ ―風舞高校弓道部―』ですね。竹早静弥が大好きで、普段は眼鏡をかけているんですが弓を引く時だけコンタクトになるんですよ!」と語る。
リチャードさんは「『ゴブリンスレイヤー』ですね。暗いのが大好きなので。続きのアニメならソードアート・オンライン アリシゼーション』」とコメント。

結さんは「『つづきみ』の上映作品の並べ方にもすごく工夫を感じます。『やがて君になる』、『色づく世界の明日から』、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の三並びはまとめて観なきゃいけない使命感に駆られました」と告白。
吉田さんは「『RELEASE THE SPYCE』、『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』、『アニマエール!』。あとタイトルだけなら観なかったかもしれない『となりの吸血鬼さん』。あれはやばいな」と明かした、

《乃木章》

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