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アニメーション作家・幸洋子の個展「移動しよう!」名古屋で開催 曖昧で膨大な記憶を表現

アニメーション作家として活躍し、近年もMEC Award 2016大賞、新千歳空港国際アニメーション映画祭2015 日本グランプリなどを獲得するアニメーション作家・幸洋子の個展が、名古屋の伏見・YEBISU ART LABで開催中だ。

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アニメーション作家・幸洋子の個展「移動しよう!」名古屋で開催 曖昧で膨大な記憶を表現
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アニメーション作家として活躍し、近年もMEC Award 2016大賞、新千歳空港国際アニメーション映画祭2015 日本グランプリなどを獲得するアニメーション作家・幸洋子の個展が、名古屋の伏見・YEBISU ART LABで開催中だ。

幸洋子はこれまでに、東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻修了作品として『ズドラーストヴィチェ!』を制作。
ほかにもNHK Eテレで放送された『オトナの一休さん』のアニメーション制作に携わり、任天堂が配信するスマートフォン向けアプリ『Miitomo』のwebCM『治したいクセ』も手掛けた。
日本はもちろんカナダ、オランダ、スペインなど海外のアニメーションフェスティバルにも出展するなど、国内外で高い評価を得ている人物だ。

個展のテーマとなっているのは、自分と他人との間で記憶だ。これは幸自身の体験に基づいたもので、思い出を友人に話すと、全員少しづつ記憶が違う。
自分の記憶には、いつの間にかそうだったと思っている幼いころに見た物語やアニメ、人から聞いた話、テレビのニュース、適当に思いついたことなどが混ざり合い、どこまでが自分の体験で、何が嘘か本当なのかが曖昧になってくる。
同じ世界や時代に生きた人々とも知らぬ間に共有している記憶、それらは自分のものであり、他人のものであるというのが幸の考えだ。誰もが持っている曖昧で膨大な記憶の数々をテーマに、新旧作品の映像や絵、アニメーション作品の原画などを展示している。

会期は12月3日から12月25日までを予定。12月23日にはXmasパーティーも開催され、ゲストDJとしてCAIBEATZ&CHEMI-Gが出演。さらにVJとして幸自身も参加する。
また12月16日から18日、23日から25日には幸が在廊し会場を盛り上げる。独創的な世界観をより身近に感じ取れる貴重な機会だ。

『移動しよう!』
会場:YEBISU ART LAB
日程:2016年12/3(土)~12/25(日)13:00~19:00火曜、水曜休廊
12/23:19:00~Xmasパーティー
協力:名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科

《ユマ》

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