映画『ペット』 宮野真守&梶裕貴インタビュー キュートなコメディだけど実は奥深い 2ページ目 | アニメ!アニメ!

映画『ペット』 宮野真守&梶裕貴インタビュー キュートなコメディだけど実は奥深い

『ミニオンズ』で世界的な大ヒットを飛ばしたのイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオのタッグが新たな話題作を贈りだす。最新作『ペット』が8月11日に全国公開となる。…

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梶裕貴、宮野真守/photo:市原達也
梶裕貴、宮野真守/photo:市原達也 全 6 枚 拡大写真

──自身の役以外で、印象に残っているキャラクターがいれば教えてください。


ウサギのスノーボールです。こんなにふわふわでカワイイ見た目なのに、裏では元ペット軍団のボスで。でも彼がなぜ凶悪なキャラクターになったのかには理由があって、すごく考えさせられるものがあります。

宮野
元ペット軍団がこうなった理由は人間にあるので。この部分が意外とリアルなんですよね。作品全体を通してコメディタッチで動きもコミカル。笑ってしまうシーンがたくさんありますが、マックスたちの友情だけでなくドキッとさせられるようなテーマも奥底にはあります。見終わったあと心に残るものが必ずあるはず。

──「動物がカワイイ」だけの映画じゃない。

宮野
そうなんです。カワイイのも楽しいのもいっぱいあるけれど、そういった描写も意外に多いんです。


ペットを飼っていた経験のある方からすれば、あるあるネタも豊富ですね。セリフがなくても楽しめるくらいの映画。動物をじっくり研究して描写しているのが伝わってきます。

宮野
飼い主が留守中にパーティーをしてるシーンがあるじゃないですか。僕が飼ってたダックスフントもあんな感じではしゃぎまわって、しかもフードを食い散らしてたことがありますよ。ちゃんと僕がいない時を狙って!


犯人は絶対に自分だってバレるのにやるんですよね。

宮野
制作スタッフの誰かに同じようなことをされた人がいるんですよ、きっと(笑)

──ペットからすればいつもよりご飯を食べられてちょっとしたパーティーですよね。ほかにも気になったシーンはありますか?

宮野
タイベリアスが仲間たちと一緒に落下するシーンがあるんですよ。でもタイベリアス、お前は飛べるだろ! って(笑)


そうですよね、タカだもん!(笑)

宮野
みんなと同じテンションで落下する姿が面白くて、セリフがなかったのに「あーーー!」って入れていいですか? と聞いたらOKで。ぜひ劇場で見て欲しいですね。


僕は元ペット軍団のアジトである下水道のシーンです。実際はただの下水道なんでしょうけど、いかにも悪の巣窟といった雰囲気で。僕たちが住んでいる世界にも実はあんな場所があるのかな、下水道にワニがいたら怖いな、と想像が膨らみます。ああいう入り組んだ狭い場所こそノーマンの活躍が期待できるはずなんですけど…やっぱり彼は抜けていて(笑)

──最後に、読者にメッセージをお願いします。

宮野
人とペットの関係を振り返るきっかけになる、映像としてもすごく楽しい作品です。タイベリアスという役については、年齢感をしっかりと打ち出し、声の色合いづくりもチャレンジなことをしています。そして、実は作中でもうひと役演じているので、ぜひ探してみてください!


笑いあり涙あり、老若男女、あらゆる方に楽しんでいただける作品です。たくさんの動物たちが登場するので、自分はどのキャラクターに似ているか、どの子が好きか、友達やご家族ときっと盛り上がれるはず。ぜひご覧ください。よろしくお願いします!
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《取材・構成=川俣綾加/撮影:市原達也》

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