手塚治虫原作の舞台「ファウスト」 装いも新たに7月公演決定 | アニメ!アニメ!

手塚治虫原作の舞台「ファウスト」 装いも新たに7月公演決定

舞台『ファウスト』が装いも新たに、タイトルも『ファウスト~最後の聖戦~』に一新し上演される。単なる再演ではなく、演出やアクションがバージョンアップするとのことである。

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手塚治虫原作の舞台「ファウスト」 装いも新たに7月公演決定
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舞台『ファウスト』が装いも新たに、タイトルも『ファウスト~最後の聖戦~』に一新し上演される。チケットがソールドアウトするほどの人気舞台だが、単なる再演ではなく、演出やアクションがバージョンアップするとのことである。

前回は手塚が21歳(1950年)の時に書き上げた『ファウスト』と42歳(1971年)の時に書いた『百物語』をベースにしたミュージカルであった。今回の上演では手塚の遺作となった『ネオ・ファウスト』のエッセンスも取り入れる、とのこと。
そして人間の心に潜んでいる<ナヤミ>、<クルシミ>、<フアン>等を物体として登場させる。またアクロバットを駆使したり、と新演出に大きな期待がかかる。

配役は、主人公のハインリヒ・ファウストに、前回同様 A.B.C‐Z の河合郁人。そのファウストと契約を結ぶ 悪魔メフィストフェレスには、三田佳子。また、 メフィストフェレスが人間として化身させた男オフィストフェレス 役は、A.B.C‐Z の五関晃一。
この会見が5月23日、有楽町で行われた。登壇したのはA.B.C‐Z の河合郁人、三田佳子、A.B.C‐Z の五関晃一。衣装に身を包んでの登場に会場から拍手が起こった。昨年、この作品で共演している3人、会見は終始、和やかな雰囲気で行われた。

河合郁人は、なんと女装で登場。「妹より可愛い」と自画自賛。「いい女でびっくりしました」と大女優・三田から早くもお墨付きをもらった。
五関晃一は「イイんじゃないんですか?」とややそっけないコメントであったが、続けて「褒めたいけど、自分でもまんざらでない感で……」と報道陣の笑いを取った。

三田は「前回にましてブラシュアップするので、見所はは多くなると思います。映像と光、手塚治虫先生の名作ですから、三つ巴の魅力で」とPR。また「役者として最後1曲、歌えれば良いかなと」と謙虚な発言だ。
「今迄育てていただいたので、若い人に心意気を伝えていかなくちゃいけない、1年ぶりですから。今回2度目ですから」とコメントし、「若いひとと一緒にいると、エネルギーをもらえる。素で二人にドキっとしました。梅垣さんの代わりにチュしちゃう(笑)。またちょっと若返るかなと」お茶目なコメントで報道陣を和やかに。

A.B.C‐Z の河合郁人は「前回の『ファウスト』は人間臭く好きでした。女性役はドキドキしますね。前回、梅垣さん、はじめてのキスシーン、今年もあると思うので、思いつっきり吸われると思う、楽しみたいと思います(笑)女性の役なので、声も変えるつもりです……去年との違いをしっかりと見せていきたいです」そして「手塚治虫先生の作品のファンをガッカリさせない、自分の今の実力を出し切らないと」と意気込んだ。
女性役に関しては「難しい、三田さんを研究して、ドキドキさせるぐらい頑張りたい」ちなみに河合の母が三田佳子大ファンとのこと。「最初、緊張しました、三田さんから話かけていただいたので……」とコメントした。
五関晃一は「「今回、殺陣の部分が多くなる、最強の役なので、見て頂ければ」とアピール。また「稽古の最初の本読みから気持ちが入っています」と前のめりな発言でやる気満々なところをPRした。

特に今回、新たなテーマとして人間の心を描いており、それぞれに持つ二面性、つまり人であれば 男と女、善と悪。天上界であれば悪魔と天使。主人公達が、ストーリーの中で二つの姿に挑む。とりわけファウスト扮する河合郁人が魔法の力で、女性と男性の二役をやる事も今回の作品における魅力の一つである。
もちろんメフィストフェレスも天使の心を持ち合わせることになり、オフィストフェレスは悪から善へと変貌。映像も駆使してのステージング、手塚『ファウスト』の新しい魅力が発見出来る舞台になりそうだ。

手塚治虫作品より ミュージカル『ファウスト~最後の聖戦~』
http://www.musical-faust.com
[東京公演]
2015年7月10日(金)~7月20日(月・祝)
東京芸術劇場プレイハウス
[大阪公演]
2015年7月25日(土)~7月26日(日)
森ノ宮ピロティホール
原作: 手塚治虫『ファウスト』

[出演]
河合郁人(A.B.C‐Z)、 三田佳子、 五関晃一(A.B.C‐Z)、 玉置成実、 増田有華、赤木悠真、優志、 斎藤准一郎、 早川勇平、 小林瑞紀
黒田こらん、 鈴木結加里 、ANGELLA 、伊地知玲奈、 丸山未那子、 梅垣義明(ワハハ本舗) 、モロ師岡、 森宮 隆 、渡辺邦斗、 藤井びん、 舘形比呂一
監修:  モトイキ シゲキ
演出:  ヨリコ ジュン
演台本・作詞:  ヨリコ ジュン・児玉明子
音楽:  松谷 卓

《高浩美》

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