アニプレックス 米国で動画配信の専門チャンネルAniplex Channelスタート | アニメ!アニメ!

アニプレックス 米国で動画配信の専門チャンネルAniplex Channelスタート

アニプレックスが、米国市場に向けたアニメ作品の無料動画配信サイトAniplex Channelを4月25日にスタートした。サイトは米国法人であるアニプレックス・アメリカ(Aniplex of America)が運営する。

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アニメ製作の大手アニプレックスが、米国市場に向けたアニメ作品の無料動画配信サイトAniplex Channelを4月25日にスタートした。サイトはアニプレックスの米国法人であるアニプレックス・アメリカ(Aniplex of America)が運営するもので、動画配信のインフラにはHuluの協力を得ている。
現在サイトでは、アニプレックス・アメリカが扱うタイトル18タイトルの視聴が可能だ。この中には、『青の祓魔師』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『ソードアート・オンライン』、『化物語』、『Fate/Zero』、『魔法少女まどか☆マギカ』など人気作品が多数含まれている。このうち『革命機ヴァルヴレイヴ』は、日本でのテレビ放映と並行して最新エピソードを配信して行く。

米国では日本のアニメの人気が高い一方で、DVDやBlu-rayの市場は昔に比べて大きく縮小している。また、テレビ放映も10年前よりも減少している。
そうしたなかで以前より大きな力を持つようになったのが、インターネットなどによる番組の動画配信サービスである。かつては違法ファイルや違法行為の温床とされてきたインターネットだが、2000年代半ば過ぎより正規番組配信サービスが急拡大したことで、アニメ文化のひとつとして定着した。現在はファンにとっても企業にとってもなくてはならない存在となっている。

それでも、日本のアニメ企業が単独で動画配信サービスに乗り出すのは挑戦的である。アニプレックス・アメリカが豊富な人気タイトルを持つことと、DVD、映像ソフトを通じた現地でのアニメビジネス経験のノウハウを持つことが背景にあるだろう。
また、敢えてリスクの高いビジネスに乗り出すのは、アニプレックス・アメリカが現地で自らDVD/BDの発売をする映像ソフトメーカーということも理由とみられる。同社は2010年に『天元突破グレンラガン』で、初の現地自社レーベル作品を発売した。その後、徐々にタイトルを増やす過程で、ヒット作も生まれている。事業は軌道に乗りつつある。
一方で、作品をより効果的にプロモーションするにあたり、作品の映像や情報を出すタイミング、作品おクオリティー管理が重要になってくる。同社はアニメイベントの参加や自社情報サイトの強化など、情報発信力を高めている。自社による動画配信サイトもそのひとついえる。
米国向けにはクランチロールなどアニメ番組配信サイトもある。自社がコントロールするサイトは、それとは別の役割を持っているに違いない。

Aniplex of America
/http://aniplexusa.com/
Aniplex Channel
/http://aniplexchannel.com/

《animeanime》

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